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20歳で電気も水もないカンボジアの村に1人で行って生活した話。

あけましておめでとうございます。
皆さんにとって良い一年を過ごせますように🎍✨

新年一発目は私の1人海外の原点でもあるカンボジアについて書きます。

ある日、Facebookでカンボジアの村にボランティアで行ける記事を見つけて20歳の時、親にも相談せず即行くことを決意しました。
そして初めての1人飛行機でドキドキしながらカンボジアに向かいました。

高床式住居

高床式の住居

観光客も行かないカンボジアの奥の方、車で何時間走ったかな…?
ある村で10日ほど生活をしました。
村の住居はまさかの高床式。
教科書で見たことはありましたがこの時代に実際に見ることはないと思っていたので、めちゃくちゃ驚きました。

村で普通に歩いてる牛


水バケツで身体洗う

トイレと身体洗うところ

シャワーはなく、この中に入ってる水をバケツですくって髪の毛と身体を洗いました。
人生初の水。しかもこの水、虫が浮いてました。(笑)
水は冷たすぎて発狂。足から水を掛けていき徐々に慣らしていきました。
日本はシャワーがありお湯が出るし、湯舟まであるので日本のすばらしさが心に沁みました。正直、水(バケツ)風呂は辛かったです。

写真には写っていないですが、トイレ用の穴もあり、身体を洗う水と同じ水をすくってトイレも流します。
トイレも身体洗うところも一緒です。

洗濯中

洗濯機はもちろんないので、水でゴシゴシ。
ちなみに船でもトレーナーから下着まで洋服は何回か手洗いしました。
自分で洗うと気持ちいいです。

洗濯機はとても便利ですがこれは無くても生きていける気がします。


虫いっぱいの寝室

蚊帳

こちらも人生初の蚊帳。寝る時に蚊や虫から守ってくれるもの。
見事に朝起きたら網にゴキブリがくっついてました。(笑)
そこらへん蚊や色んな虫だらけで…虫嫌いの私はカンボジア人の子に始末してもらいました。
暑いですが蚊に刺されてしまうので虫よけスプレーはしますが、なかなか上着は脱ぐこと出来ませんでした。
電気もないので化粧は太陽の光で、ドライヤーは出来ませんでした。
歯を磨くのも顔洗うのもペットボトルの水でやりました。



狂犬病?目の赤い犬

犬の写真撮ってなかったのですが、目の赤い犬がいっぱい居て、噛まれて狂犬病になったらどうしようと不安でいっぱいだったのを覚えています。

ある日、夜中トイレで起きた時に、階段に犬が居るのに気が付かず少し踏んでしまったことがありました。
その時は心臓が止まりかけてオワッタ…と真っ青になりましたが人間に慣れているせいかびくともしませんでした。
犬ごめんなさい。

ニワトリ?

笑顔だけど、、、日本ではなかなか見れない光景ですね。

カンボジアの村のご飯は美味しかったですが、アリが混ざってて他の人にタンパク質だから大丈夫!と言われ無理矢理食べました。
しかも結構な量…私、頑張りました。もう出来れば食べたくはありません。

外で食べていたのでハエも多く、日本帰って1番に感動したのはご飯食べてる時にハエが来ないことでした。

生活はこんな感じですが、何しにカンボジアへ行ったかと言うと
村の学校で日本語や英語などを教えるボランティアをしに行きました。



学校で先生になる

開放的な教室

エアコンも無かったので暑い中毎日頑張ってたら人生初の熱中症になりました。一日寝て何とか直してまた授業再開。

みんな勉強熱心で一生懸命聞いてくれて宿題もちゃんとやってきてくれました。
これは何?と質問すると
かよーーーーーーーーーーって
叫びながら皆、手をあげて私を当てて!と勢いが凄かったです。
日本ではなかなか手をあげて先生に当ててアピールしないので皆のやる気にとても驚きました。
悲しかった点は、貧富格差で鉛筆持ってない子が居たり消しゴムを持ってなくて指を舐めて擦って文字を消してる子も居たり、授業受けてる年齢もバラバラでした。
勉強したくても学校に行けない子も居たり、村から出たことなく、外の世界を知らない子が居たり。
日本に住んでると気付けなかった環境へのありがたさや便利な生活を目の当たりにしました。



本当の幸せとは

休憩時間

皆の笑顔はとてもキラキラ輝いていました。
日本に居ると、もっとお金欲しい、足りないなどお金があれば幸せなのかな?と思うこともありますがお金があっても幸せを感じれない人も居ます。
逆にお金がなくても幸福度が高い人や国もあったりします。
本当の幸せは家族や友達との支え合いや人と人との関わりだったりその人の考え方次第なのかなと思いました。

ボランティアして皆を笑顔にしたいなって思ってましたが逆にたくさんの笑顔をもらい、考え方が180度変わりました。

生徒達と集合写真

最後は"上を向いて歩こう"を皆で合唱してくれ、号泣しました。

この経験をしてもっと色んな海外を見てみたいと思い、今の私があるので
カンボジアは私にとって原点です。

今振り返るとなかなか過酷な生活をしてたなと思います。(笑)

この経験は私にとって人生の宝物です。


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