
1から10までの数字を完璧に発音しよう!
このレッスンでは、フランス語の数字「1」から「10」までの発音を学びます。フランス語の発音は、日本語とは異なる音が多く含まれているため、最初は少し難しく感じるかもしれません。しかし、正しい音の出し方やコツを知ることで、より自然に発音できるようになります。特に鼻母音や語尾の子音など、フランス語特有の音に注目しながら、一緒に練習していきましょう!
まずは、1から5までの数字を発音してみましょう。
Un (アン)
Deux (ドゥ)
Trois (トロワ)
Quatre (キャトル)
Cinq (サンク)
日本語話者が直面する発音の難しさとアドバイス
Un (アン)
難しさ: 最後の鼻音「n」を正確に発音するのが難しく、しばしば「ンヌ」のように母音を加えてしまうことがあります。
アドバイス: 口を軽く閉じ、鼻から音を通します。最後に母音を加えないように気をつけてください。日本語の「ん」に似ていますが、それよりも短く、しっかりと切り離すイメージです。
Deux (ドゥ)
難しさ: 「ドゥー」(伸ばしすぎ)や「デュー」(二重母音になりすぎ)のように発音してしまうことがあります。
アドバイス: 音を短く、唇を軽く丸めた形を意識してください。「eu」の音は口の奥の方で発音します。日本語の「ウ」を後ろに引いたような音を練習しましょう。
Trois (トロワ)
難しさ: 「ro」の音は簡単に思えますが、最後の「wa」への滑らかな移行やフランス語特有の「r」の発音が難しい場合があります。
アドバイス: フランス語の喉を使った「r」の音を練習しましょう。軽いうがい音を出すイメージです。最後の「wa」は日本語の「ワ」に近いですが、やや控えめに発音してください。「キャ-トゥ-ル」とゆっくり練習して音をつなげていきます。
Quatre (キャトル)
難しさ: 「キャ」と「トル」の間をスムーズに発音することや、語尾の「r」の音が難しいと感じることが多いです。
アドバイス: 最初の「キャ」は日本語の音と同じ感覚で発音できます。次に「トル」の部分では、フランス語の「r」を柔らかく喉で発音します。「キャ-トゥ-ル」とゆっくりとしたテンポで練習し、徐々に音を滑らかにつなげるようにしましょう。
Cinq (サンク)
難しさ: 鼻母音「in(ɛ̃)」の発音が日本語にはなく、「サン」や「サンク」と日本語の音に寄せすぎてしまうことがあります。また、最後の「k」に母音を加えてしまう場合もあります。
アドバイス:
「in(ɛ̃)」は、日本語の「ア」と「ン」の間にあるような音です。鼻から音を出す感覚を意識し、舌を口蓋(上あご)に触れさせないようにしましょう。
練習例 : 「サン」ではなく、「サ」と「ン」を流れるように鼻音で繋げます。最後の「k」は母音をつけず、乾いた音で終えます。
次は、6から10までの数字を見てみましょう。
Six (シス)
Sept (セット)
Huit (ユイット)
Neuf (ヌフ)
Dix (ディス)
日本語話者が直面する発音の難しさとアドバイス
Six (シス)
難しさ:
語尾の「s」の音が「シース」のように伸ばされる、または完全に省略されてしまうことがあります。
アドバイス:
「s」の音を短く、乾いた感じで発音してください。伸ばさないように注意し、最後に軽い息を吐くような感覚で「ス」を発音します。母音を加えないようにしながら、ゆっくり繰り返して発音の切れ目をつかみましょう。
Sept (セット)
難しさ:
語尾の「t」の音が弱くなりがちで、「セットウ」のように母音を加えてしまうことがあります。
アドバイス:
「t」を短くはっきりと発音し、余分な音を加えないようにします。練習の際は「セ」+「ット」と分けて発音し、その後、スムーズにつなげて「t」の切れ味を意識しましょう。
Huit (ユイット)
難しさ:
「ui」の音は日本語にはなく、「ウィ」と混同されやすいです。また、語尾の「t」に母音を加えて「ユイットウ」のように発音してしまう場合もあります。
アドバイス:
「ui」の音は、「ウ」から「イ」に自然に滑らせるように発音します。途中で止まらず、スムーズに移行するのがポイントです。「t」の音は短く乾いた感じで終わらせ、母音を追加しないよう注意しましょう。
Neuf (ヌフ)
難しさ:
鼻母音「eu(ø)」は日本語には存在せず、「ウ」や「ヌー」と混同されることがあります。
アドバイス:
唇を丸めて突き出し、「ウ」に近い位置で音を出しますが、口の奥ではなく中央に響かせる感覚を意識します。音を伸ばしたり、はっきりした母音に変えないようにしましょう。鏡を使い、唇の形を確認しながら練習するのが効果的です。
Dix (ディス)
難しさ:
「six」と同様に語尾の「s」が伸ばされたり、省略されたりすることがあります。また、「ディスー」と母音を加えるケースも多いです。
アドバイス:
「s」を短く、息を吐くような感覚で発音します。音を伸ばしたり、余分な母音を加えないように意識しましょう。「ス」と発音したら、すぐに止める練習をして、滑らかで切れ味のある発音を目指します。
全体的なコツ
これらの数字の発音では、1つ1つの音に集中し、ゆっくりと練習することが重要です。フランス語のネイティブスピーカーの音声を聞き、繰り返し模倣することで、自然なリズムと正確な発音を習得できます。
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