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なぜ『poser un lapin』と言うのか? 🐇
会う約束をした人が何の連絡もなく現れない、いわゆる「すっぽかす」ことを、フランス語では "poser un lapin" と言います。しかし、なぜ「ウサギを置いていく」という表現がこんな意味になったのでしょうか?今日はこの表現の誕生の背景を解説していきます!
「poser un lapin」の意味と使い方
"poser un lapin" は、相手を待たせておきながら自分は現れないことを指します。日本語に翻訳すると「すっぽかす」や「約束を破る」に相当します。
例:
Hier, j'ai attendu pendant une heure, mais il ne s'est pas montré. Il m'a posé un lapin.
(昨日、一時間も待ったけど相手が現れなかった。すっぽかされたよ。)
このように使い、語彙体として「poser un lapin à quelqu'un」(誰かをすっぽかす) の形で使われます。
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なぜ「ウサギ」? 言葉の誕生の背景
この表現の誕生は18世紀のフランスまでさかのぼります。実は、当時のフランス語で "lapin" (ウサギ) という言葉は、「嘘」や「作り話」を指すことがありました。そして、当時の "poser un lapin"という表現は、「金を払わずに逃げる」という意味 で使われていたのです。
つまり、充分な規定の役割を果たすべきところを果たさないというニュアンスを持っていました。
そこから時代が過ぎるにつれて、お金の問題だけではなく、「約束したのに会わない」ことも指すようになったと言われています。
ポイント!「poser un lapin」には、最初から会う気がない?
すっぽかされた側は、相手が何か悪い事情で来られなかったのか、最初から来る気がなかったのか、気になるところですよね。しかし、この表現はよく「相手が最初から会う気がなかった」という心情を含んで使われることが多いです。
フランス人の間では、会う約束を実際より大分前からしっかりすることが多いので、すっぽかされると大きな失礼になるのです。
これで、"poser un lapin" の意味や背景がよくわかったのではないでしょうか?今度、フランス人の朋達と話す時にも使ってみてくださいね!
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