私と「おかあさんといっしょ」。〜65周年に想いを寄せて〜
どうも。KAYOです。
今回は私が一番好きなテレビ番組と言っても過言ではない
NHK Eテレの看板番組「おかあさんといっしょ(通称「おかいつ」以下略)」について語りたいと思います。
一応Xの自己紹介文には「Eテレが好き」とは書いていますが
基本的にEテレで放送されている幼児向け教育番組は好きなんです。
でも…おかいつに関してはもう…別格です!!
大好きです!!
「平日の朝に見てる番組」と言えば…
めざましテレビ??
ZIP??
朝ドラからの華大??
否。
我が家はおかいつです!!(笑)
そもそも何故好きなのか??という話になりますよね…
「子供がいるわけでもないのに観てるなんて…」と思っている方もいるでしょう…
話は幼少期に遡ります…
おそらく生まれて間もない頃から番組を見ていたのだろうとは思います。
私は1988年生まれ。
私が観ていた当時のお兄さんお姉さんたちは
坂田おさむさん・神崎ゆう子さん・天野勝弘さん・馮智英さん
人形劇は「にこにこ、ぷん」でした。
自宅にはぽろりのぬいぐるみがあったり
番組の曲が入っているカセットテープを買ってもらっていて
親の車で移動するときはそれを必ず聴いていました。
特におかいつを通して覚えた歌はたくさんあって
私が歌うことが好きになった原点とも言えます。
そうこうして番組を楽しんでいた3歳の頃…
私は母にある場所に連れて行かれました。
そこは…NHK北九州放送局。
(現在はリバーウォーク北九州の建物の中にスタジオがありますが
当時は今の小倉北警察署がある場所にNHKの建物がありました)
何が何だかわからないまま椅子に座らされて待たされていると
どんどんやってくる親子連れ。
その場が賑やかになってきた頃に現れたのは…
4人のお兄さんお姉さんたち…!!
そうなんです…
私…
おかいつに出演した経験があるんです!!
当時は歌と体操のコーナーで地方収録を行うことがありました。
(地方収録は一時期中断されていましたが
ここ何年かで復活しています)
母が「北九州のスタジオでおかいつの収録があるらしい」
と言う話を聞きつけて収録に応募したらしいんです。
そしたら見事に当選!!
当時の当選率がどれくらいだったのかはわかりませんが
かなりのレアチケットを引き当てたようです。
当時の記憶はだいぶ薄れていて断片的ではありますが
(もう30年以上前の話なので…許してね)
覚えている部分だけお話ししますね。
お兄さんお姉さんに連れられてスタジオに入った後は
リハーサルがあったのかな…
お兄さんお姉さんたちと歌ったり体操をしたりしました。
どのタイミングだったかでおさむお兄さんが
「よし。じゃあみんなでじゃじゃまるとぴっころとぽろりを呼ぼう」
とまだスタジオにいなかったにこにこ、ぷんの3人を
みんなで呼ぶことに。
「せ〜の…」
\じゃじゃまるー!!ぴっころー!!ぽーろりー!!/
私も大きな声で呼びました。
すると3人がスタジオに元気いっぱいに入ってきてくれました。
これもリハーサルの時だったと思うんですが
体操の後の最後の歌「さよならマーチ」の流れを
お兄さんお姉さんが説明してくれました。
「じゃじゃまるとぽろりのトンネルを潜ってぴっころのいるところに行くんだよ」
今でも受け継がれるハンドゲート。
とってもわくわくしながら潜ったのを覚えています。
収録の合間に休憩時間があったのですが
お兄さんお姉さんは休むことなく撮影をしておられました。
ロボットの着ぐるみを着て私たちの前で
「ラリルレロボット」を披露してくれたのです。
その時収録した映像は本放送でも使われていました。
収録が終わると全員で記念撮影がありました。
お兄さんお姉さん、にこにこ、ぷんの3人と
収録に参加した子どもたちの集合写真です。
この時の写真は今での持っていて私の宝物です↓↓
帰りにはおもちゃなどグッズをたくさんもらいました。
本放送はもちろん録画して今も残っています。
実際の放送の後…我が家の周りはその話で持ち切り。
特に父方の祖母と父はどこへ行くにもその話…
よっぽど嬉しかったんでしょうね。
特に父は私が成長した後でもいろんなところで
「娘がおかいつに出たことがある」と言っていたらしくて…
高校生になったある日学校の生物の先生に
「(旧姓)さんっておかいつ出たことあるんでしょ??」って言われた時には
「なんでそんなこと知ってるの!?」と驚いたことがあります。
聞くと先生のご家族が父とうっすら繋がりがあり
そこで聞いた話を覚えていて先生にお話ししたそう…
そこで私が通っていた学校の名前も言っていたらしく
先生はピンときて私に聞いてみたら…ビンゴだった…と言うカラクリです。
この時ばかりは「勘弁してよ」と思いましたが…
その後妹がまだ小さかったので少し大きくなってもしばらく観ていましたが
歌のコーナーや体操のコーナーを観ては
「かよちゃんもここいったね」と言っていたと思います。
でも幼稚園に通っていた頃、特に年長さんの頃くらいから
おかいつを観ていることに
なんとなく気恥ずかしさを覚えるようになってしまいました。
周りの友達から「まだ観てるの??」と言われたことがあったからです。
「自分は幼稚なんだ」という気持ちが幼いながらに芽生えてしまいました。
その後成長と共に一旦観なくなり
小学校4年生の時に弟が生まれて再び観るようになりました。
とはいえその当初は「弟が観てるから」と言う惰性でした…
弟が生まれた当初のお兄さんお姉さんたちは
速水けんたろうさん・茂森あゆみさん・佐藤弘道さん・松野ちかさん
人形劇は「ドレミファ・ど〜なっつ!」でした。
久々に観たおかいつは知らない歌や体操も変わっていたりしましたが
小さい時に観ていた時、収録に参加した時のわくわく感が
蘇ってきたんです。
それがヲタク心に火をつけました。
夕方学校から帰ると真っ先におかいつを観るようになりました。
一時期…本当に一瞬だけ…
「歌のお姉さんになりたい」と思ったことがありました。
でも母に「音大出ないとなれないよ」と言われたこと、
夢を語ることで周りに「幼稚だ」と思われることへの恐れ、
その他諸々ありあっさり諦めました。
中学高校時代はすっかり観なくなっていましたが
大学生になったある日ふと久しぶりにEテレにチャンネルを合わせてみたら
流れていたのがおかいつでした。
久しぶりに観ると…
おもしろい…おもしろすぎる…
人形劇のストーリーなど話がきちんと理解できるようになって
子どもだけではなく大人が観ていても
おもしろいと思うコンテンツで溢れていたことに気付きました。
その後表向きは「実習で児童福祉の施設に行くための情報収集」という理由をつけ
一人暮らしで自分専用のテレビがあるのをいいことに
毎朝おかいつを観てから学校に行くのが日課になっていました。
ちょうどこの頃はSNSが普及し始めて
当時はmixiの掲示板などで感想を語り合う場があって
「私みたいな大学生でも観てる人がたくさんいる」ということを知り
「おかいつヲタ」を公言するようになりました。
大学卒業後実家に戻ってきてからは一旦観なくなり
その後結婚して実家を出てテレビに主導権ができると
またしてもゴリゴリ観るようになりました。
特に最近はNHKプラスのアプリで本放送の時間外に
「おかわり」と称して何回も観たりします(笑)
大人になってからは周年のコンサートや周年企画で
過去の映像…つまり私が幼少期に観ていた頃の映像が流れると
懐かしさで泣くようになりました。
後述しますが…歳を重ねるごとに
お兄さんお姉さんの交代の回や人形劇の最終回でも泣くようになり
すっかり涙腺が緩くなってしまいました。
これが私がおかいつと共に歩んできた人生でございます。
今週「おたんじょうびウィーク」と称して
番組放送65周年の特別企画の内容を放送していましたね。
全部観ました。
今週毎朝号泣してました。
懐かしさとお兄さんお姉さんへの想いが溢れて…です。
「お兄さんお姉さんへの想い」??なんじゃそりゃ??
私の場合収録の記憶はだいぶ薄れてしまいましたが
今でも鮮明に覚えているのはお兄さんお姉さんたちの優しさです。
いきなりスタジオに連れてこられて右も左もわからない子どもたちに
「今からこんなことをするんだよ」とひとつひとつ丁寧に説明してくれました。
そして常に笑顔で収録を進めていました。
その優しさがないと番組の収録は成立しません。
でも優しいだけじゃダメなんです。
歴代お兄さんお姉さんに記事を読んでいると
皆さんの番組に対する並々ならぬ想いが伝わってきます。
第11代歌のお兄さんの横山だいすけさんは
高校生の頃から歌のお兄さんになりたくて
夢を実現するためにはどうしたらいいか?をずっと自分に言い聞かせたり
NHKに直談判したこともあったという逸話は有名です。
また現在出演しているまやお姉さんことながたまやさんは幼稚園の卒園文集に
「おとなになったらうたとおどりがすきなのでNHKのおねえさんになりたい」と
書き残していたのだとか…
歴代お兄さんお姉さんたちは
おかいつを心から愛していてそのためならどんな努力もする
そして子どもたちと全力で楽しむことができる
そんな人たちが繋いできたんです。
それは時代が変わっても変わりません。
それを一番感じたのは今日の「おたんじょうかい」での
弘道お兄さんの奇跡の復活劇でした。
6月に病気で倒れて以降当初は全く歩くことができず
今も身体の自由は思うようにいかなくなってしまったようですが
リハビリに励み私たちの前で体操をしてくれた…
症例も少ない病気な上にここまでの回復はすごいことのようです。
だからその尊さに私は涙してしまいます。
私はあっさり夢を挫折してしまった身なので…
特にコロナ禍で子どもたちを呼んでの収録ができなかった頃
それまでの収録ができない中でも
画面の向こうにいる子どもたちに届くようにと
いろんな工夫をされて番組を届けてくれていました。
しっかり伝わっていました。
今週周年企画をずっと観てきて
改めてここに誓います。
私は一生おかいつ観続けます!!
まだまだ語りたいことはたくさんあるんですが
既に超長文なので(笑)
機会があれば語りたいと思います。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。