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RSGT2025に参加しました
長い文章を読むのがしんどいので、言いたいことを先に書きます
カンファレンスに参加するときは、自分が普段抱えている悩みや、解決したいことを持って飛び込んでみるのも、関心事に集中できて良いと思うよ。ただし正解は自分の中にしか無いよ。
主催の皆さん、登壇した皆さん、スポンサーの皆さん、素晴らしい3日間をありがとうございました!!!
はじめに:こんなことを考えながら参加した
去る2024年12月末をもって職場を去りまして、現在は有給消化中です。
籍はあるものの、スクラムマスターとしての責務はなくなり、いつもなら業務における様々な課題を頭の隅に引っ掛けたまま参加するRSGTも、何の心配もなく拝聴することができました。
ただし当然、参加費は自己負担です🥺
さて、何者でもなくなった僕にも、悩みがないわけではありません。
前職でやりきれなかったことと、次の職場ではどう立ち回ってみようかということを、少しずつ考えているのが今日この頃です。
これを書き出すと、ただの退職ブログになってしまうのでこの場では控えますが、言ってみれば「どうやって開発チームとステークホルダーとの信用と信頼関係を作っていくか」というマネジメント課題に帰結するように思っています。
RSGT2025は、そんなことをぼんやり考えながらの参加となりました。
補足:信用と信頼について
はっきりと定義分けできることではないのかもしれませんが、いま自分の中では以下のように考えてみています。
チームの信用の例:決裁権のある人にアジャイルの有用性が理解され、継続して投資すべきと判断してもらえている
チームの信頼の例:チームとステークホルダーが共通のゴールの達成のため、お互いの意見を反映しやすい環境にある
セッションを聞きながら考えていたこと
「聞きたいこと」のバイアスがかかった状態なので、おそらく発表者の方が伝えたいフォーカスとはズレたことを、自分に都合よく拾っただけにはなります、という前置きだけさせてください…
最初に聞いたセッションはこちらです。
けっこうグッと来たのが「恣意的な指標の誕生」の部分です。
前述した「チームの信用」を得るために何らかの指標を経営層に伝えたいといった場合、それはどうしても恣意的になるよなぁ…と感じていたからです。ぶっちゃけそんな指標を追うようにはなりたくない。でも往々にして求められる…
最後の「行動変容への繋がりやすさを重視する」には勇気をもらえた気がします。自分たちがいい感じに変わっていることを実感できて、それを理解してもらえる指標は素敵だと思いました。
次に聞いたのはこちら。
「コミットメントから始める」という、本当に基本的なところに立ち戻れた気がします。
やると決めたことを達成できない状態が続くのであれば、信用も信頼も得られません。また、自分たちは達成したつもりでも、ゴールがステークホルダーとズレているのであれば、それも似たような結果になりそうです。
不確実性の高いプロジェクトを進めているわけですので、計画通りに達成できるわけではありません。都度、出てきたインクリメントをもとに、ゴールにどこまで近づけたのかを説明していくことを繰り返すのが大切なのだなと改めて思いました。
3つ目に聞いたセッションはこちら。
これは信頼関係の話かなぁと思って聞いていました。
考える人と作る人、お互いにより良いものを作りたい意見が出せる状態なのに、それが言いにくい環境や仕組みにあるのはもったいない。
解決するための実践や、メンタルモデルへの影響がわかりやすかったです。
ちなみにPdMがチームの外にいる場合の影響に関しては、DAY2で話されたこちらのセッションでも扱っていて、合わせて考えるとたいへん興味深かったです。
すべてのセッションの感想を書ききれないのですが、終始こんな感じで、自分の関心ごとに合わせて、鍵となる言葉を拾っていくような形で参加しました。
最後に
僕はカンファレンスに参加するとき、だいたい敢えて業務領域から遠いセッションを聞いたり、まったく知らなかった考え方に興味を持って飛びついたりするのですが、今回は関心のある領域にある程度マトを絞って聞いていました。
どういった参加の仕方にするかは自由ですし、良し悪しある考え方だと思います。ただ、前提として「正解を期待して参加しない」というのは、大事なんじゃないかと考えています。
そのため、悩んでいることがなにか解決できたわけではありません。しかしながら、同じような悩みを抱えて戦っている仲間が世の中にたくさんいることに、今回も勇気をもらうことができました。
RSGT2026も参加します!(できれば今度は現地で!!!
ありがとうございました。