リタイア人の徘徊日記(57)奈良|大人の修学旅行 法隆寺
2020年3月。半世紀ぶりの奈良観光。
2日目のスタートは あおによし奈良の都 と言えばここ、法隆寺。
関東人のワタクシは古都の位置関係がほとんどわかっていない。
調べて分かったのは法隆寺がある斑鳩の里はJR奈良駅からかなり離れているということ。
ラッシュアワーより前の早朝、大和路線という素敵な名前のJR線で法隆寺駅に向かいました。
法隆寺は世界最古の木造建築で世界遺産。日本でもトップクラスの観光名所だと思うのですが、法隆寺駅はびっくりするほど小規模。
電車で来る人はあまりいないのか?
歩きだしてなんとなくわかりました。
駅からお寺までかなり歩く。バスもあるようですが、本数がとても少ない。
20分程歩いてようやく入り口に到着。
松の並木の参道を進むと、見えてきました。
うーん、素晴らしい。日本の宝。
朝イチ入場はいいですね。ほとんど独り占め。この頃はまだインバウンドも再開しておらず、旅行支援も始まっていなかったからでしょうね。
ここでも感動したのは修学旅行の時には存在しなかった、平成10年完成の最新技術を駆使した博物館、大宝蔵院。
歴史の教科書に載っている国宝の数々が目の前にあるー!
とりわけ素晴らしいのは百済観音堂。
高さ2メートル以上あるスリムな観音様は今回初めて見ました。
あまりに端正なその佇まいにしばらく釘付けになってしまいました。http://www.horyuji.or.jp/garan/daihozoin/
仏像だけでなく、建物の写真は後から見てもその均整のとれた美しさに惚れ惚れします。
聖徳太子は本当にいたんだな、とあらためて感じる場所でした。
(2022年撮影)