東南アジアの風景 (99) タイ|バンコク|闘魚ベタの水族館
バンコクを流れる母なるチャオプラヤ川は大きく蛇行している箇所がいくつもあり、独自の地形を造り出しています。バーンカチャオは「バンコクの肺」と言われる自然保護区。川を渡っただけで豊かな緑に包まれる癒しの地です。
2016年2月。土曜日の朝に突然思い立って行ってみようと出かけました。
行き方は幾つかあります。車を持たない私は渡し船で行くことに。都市交通BTS バンナー駅から船着き場に向かいます。
渡し船は庶民の足。大勢の利用客がいます。生活感たっぷり。
バイクもリヤカーも自転車も。
出航して5分程で対岸の桟橋が見えてきました。
下船するともうそこは別世界。どこか遠くへ旅行に来ているようです。自宅を出てから30分位しか経っていません。なんだか得した気分。
遊びに来た人は自転車を借りるのが便利。貸自転車屋があちこちにあります。自転車なんて暑いしイヤ、という人はバイタクもあり。
のどかな道を自転車でのんびり走るのも悪くない。ここには水上マーケットやツリーハウスカフェ、公園などが点在。歩いての移動はちょっときついかな。
市場をひやかし麺を食べて。さて、帰ろうかと思った時に見つけたのが水族館。Fish Gallery とあったので普通の水族館と思いきや。。。
展示されていたのは小さな魚のみ。
一匹ずつガラス瓶に入っている。
よく見ると綺麗な色。ショールのような優雅なヒレもある。観賞用かな、と思っていたら実はこれは闘魚ベタ。縄張り意識が強く、一緒の水槽に入れるとすぐに戦闘態勢になるとのこと。
タイではこの魚を美しく育てて鑑賞用だけでなく闘魚としてイベントに出すらしい。おそらく賭け事に。ギャンブル好きですから。
ほんとに綺麗。こんな姿で気性が荒く、好戦的とは。ここでは販売もしています。水族館というよりは金魚屋さんでした。だから入場無料だったのね。
奥には公園もカフェもあり休憩にはちょうど良い。
一匹だけベタ以外の魚もいました。めちゃくちゃ大きいフナというか名前もわからない淡水魚。チャオプラヤ川に生息しているのでしょう。
帰りはクロントイ側から。往きのバンナー側のフェリーとは異なり、小さなモーターボート。すぐそばには大型タンカーもいるというのに大丈夫なのか?
心細くてスリリングなボート移動。都会のジャングル、バンコクが見えてきました。現実に戻っていくような切ない気分。
下船後、20分で自宅へ到着。なかなかアドベンチャラスな一日でした。(2016年撮影)
#旅のフォトアルバム
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