東南アジアの風景(2)ラオス|チャンパサック|ワット・プー遺跡
ラオスが世界に誇るクメール様式のヒンドゥ―寺院の遺跡。そして最も訪問者が少ない世界遺産という不名誉な言われ方もしている。確かにここへの道のりは遠い。バンコクからラオエアーでパクセーまで行き、車でチャンパサックまで約2時間。しかし、それでも来てよかったと心底感じる不思議な場所でした。
寺院へ続くリンガが立ち並ぶ表参道。高くそびえるプー・カオ(山)が印象的。ラーンサーン王国の栄枯盛衰をずっと見守ってきた聖なる山。
ゆっくりゆっくり修復作業が行われている神殿。ほんとうに人が少なく静寂に包まれていました。
山の上からみた神殿の全景。お堀と参道、そして神殿が調和のとれた形で造られていたことがわかります。
アンコールワットの前身と言われる初期クメール様式の彫刻群。
後にラオスは仏教国となったので仏教寺院に改修されています。ヒンドゥー様式の建物に仏像がある。こちらの仏様、なんだか人間っぽい表情をしています。
遺跡見学で歩き疲れた後はパクセーに戻って、メコン川沿いの食堂でビアラオで休憩。世界各地からの旅人達が一杯やりながら川風に吹かれつつ日没を待ちます。
南ラオスのメコンは川幅が広くてまるで湖のよう。そして泣きたくなるような燃える夕陽。今日も一日お疲れさま。