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東南アジアの風景 (163) タイ|チェンダオの土管温泉で国際交流
タイの北部にはたくさんの温泉があります。
2020年2月。乾季もそろそろ終わろうという時にチェンマイ空港に降り立ちました。ここから車で北上、山岳リゾートのチェンダオへ行くためです。
そして、その道中、前から行きたかった土管温泉に立ち寄りました。
チェンダオの土管温泉を作ったのはなんと日本人。チェンダオ川沿いに温泉があることを発見し、これはもったいないと温泉場を作ったのが始まりとのこと。なので看板には日本語。今では世界中から観光客がやってきます。
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一時間程のドライブで到着。うわー。ほんとに川の中。そしていくつもの樽風呂。そこに管で温泉を引いています。土管温泉という名称がつけられていますが、実際は木桶でした。
桶によってお湯の温度が違います。面白いのはお国によって選ぶ温度が違うこと。一番熱いのに入っているのはもちろん日本人。ブラジルから来たというカップルは一番ぬるいのに入っていても「熱い、熱い」と言っています。
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いやー、効くなぁ。暑い中でも熱い温泉って癒されます。
全身ほてってのぼせてしまったら川に入ってクールダウン。
ここは野趣にあふれていて脱衣所やシャワーなどの施設はなし。それなりの装備が必要です。入場は無料。すべて自己責任です。
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チェンダオ在住という仙人みたいな日本人のおじいさん、チェンマイ在住で週末はここに湯治に来るというリタイヤ組の人達、オーストラリアから、アメリカから、フランスからと国際色豊かです。
ドイツ人の兄さんはわざわざビール持参で湯舟で乾杯してました。みんなで他愛のない話が弾む。温泉は社交場ですものね。
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川の対岸にはたくさんの水牛がのんびり寛いでいます。「あの人間たち何やってるんかねー。」という感じで我々を眺めているようでした。
(2020年撮影)