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タイの旅③:【北部メ―サロンとチェンライ/絶景と雲南麺と烏龍茶と珈琲】

2019年11月。雨季が終わったぞ、ソレ!と勇んで出掛けたタイ北部の町チェンライ。ここから山奥のメ―サロンまで行くのです。何故勇み足かというと、実は同年2月にメ―サロンへ行こうと思い立たったものの希望の宿が満室で全然取れなかった。それで延期していたのです。タイ北部の山は乾季に行った方がいい。雨季は天候が荒れ狂うことが多くて道路が閉鎖されることもあるからです。

バンコクから飛行機で約1時間強でチェンライ、そこから車で約2時間でメ―サロンの村に到着します。村に近づいてくると山間に見事な茶畑が見えてきます。

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茶畑の中にはキャンプ場やバンガローなどの宿泊施設、レストランを併設しているところもあって家族やグループで遠足に来るのも良さそう。

村の中心はセブン・イレブン。何故かというと一番多くの人がいるから。(笑)ここはタイの最北端の中国国境に位置しており、中国国民軍が駐留していたことから今も華人の方がたくさん住んでいます。そのため村の佇まいはほとんど中国。タイにいることを忘れそうです。

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お店も住居も中華風。なんだか中国に旅行に来ているみたいです。昼間は人も少なくてひっそりしています。

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到着後はさっそく名物雲南麺の食堂へ。ここに来たら外せない、と言われる有名店です。なんですが、人気店の割には店構えがとてもさりげなくてうっかり通り過ぎてしまった。今や多くの方のブログに登場しています。店のオバちゃんに「日本人?最近多いのよね。」と言われました。


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食べて納得。人気が出るはずだぁ。雲吞麺が有名なのですが、餃子もぜひ。中華料理には珍しい焼き餃子。一人でこんなに食べられるかな、と最初は思ったけれども、あまりの旨さにあっさり完食。2品で80バーツ(280円)だって。すごいな。感激。

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宿は中心から少し離れているので街道に沿って歩くことにしました。荷物は先にチェックインして預けてあるので。ただ、できればバイクを借りた方がいいかも。結構アップダウンがあります。山の中ですからね。道沿いには中国茶のショップを兼ねた喫茶店が並びます。せっかくの徒歩なのでいろんな店をのぞきました。茶葉もいっぱい買ってしまった。

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お茶屋さんでは試飲もさせてくれます。山を眺めながら優雅なお茶タイム。北タイに来るようになって烏龍茶の美味しさにすっかりはまってしまった。今では毎日家でも飲んでいます。日本茶も好きですけどね。

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中心地から東へ歩き、しばらくすると本格的な登り坂。歩いている人などおりません。昼間であれば問題ないですが、夜は歩かない方がいいです。真っ暗だし犬やら他の動物も出そう。車も見通しが悪いので歩行者は見えていない可能性大。(運転手は歩いている人がいるとは夢にも思っていない。)

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息が切れてきたなぁと思った時に現れた峠のカフェ。ツーリングバイクが数台停まっています。タイ北部は珈琲豆の産地でもあります。今度は珈琲で休憩。ここが絶景カフェでした。素晴らしい眺め。しばらくぼーっと緑の山々と流れる雲を見ていました。アイスコーヒーはお願いするとちゃんと砂糖抜きにしてくれました。(タイでは砂糖入りがスタンダード)
@Yoddoi Coffee And Tea

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結局寄り道ばかりして1時間以上かけて宿にたどり着きました。スタッフに「えええ?歩いてもどってきたの?」とびっくりされた。

こちらも景観が売りの中華スタイルのホテルです。乾季は人気があって早めに予約しないと週末はなかなか取れません。


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山肌に沿って客室が建てられていて広いバルコニーから山並みと麓の村が見えます。夕刻になると中華風のランタンが灯って幻想的。

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食堂は客室棟より高台の最上階。雲南料理です。タイだけどタイらしくないのは1皿の量の多さ。これはもう中国です。動けないくらい満腹。

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翌朝、目が覚めたときはまだ日の出前。ここは東向きだったのね、とあらためて気づきました。乾季のタイ北部は朝晩かなり涼しい。バルコニーに腰かけて熱いお茶を飲みながらなんとなく空を眺めていたら真正面から日が昇ってきました。しっかりやりなさいよ、とお日さまに言われているような気分になってしまった。

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朝ごはんは素朴なお粥。この絶景と爽やかな気温(18度)だと何を食べても美味しく感じる。空気も澄んでいてエネルギーが充填されていく気分。いまは11月ですが、12月から1月には気温がさらに下がって天候によっては一面雲海に覆われることも多いそうです。私自身はこの山の緑と空の青さにもう満足。やはり来てよかった。

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チェンライに戻り、ナイトバザールへ出かけました。驚いたのは規模の大きさ。チェンマイのナイトバザールより店の数も多く、大掛かり。そしてとにかく食べる場所が広い。地元の人達が週末みんなで買い物して食事して楽しむ場なんですね。中央にステージがあって歌やらダンスやらとても賑やか。

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チェンライ珈琲の屋台もありました。日本語の解説がある!日本人も豆の買い付けによく来るそうです。私もいろいろ買ってしまった。カバンに入りきるかな。とにかく楽しいナイトバザールでした。

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乾季になると、あ、北へ行かなくちゃ、と思ってしまう。特にチェンライは大好き。ユニークなお寺が多くて食事は抜群。お茶も珈琲もおいしくてカフェがたくさん。山岳地帯は癒しの場所。ただ、2月を過ぎると焼畑によるヘイズ(煙霧)が発生して視界が悪く息苦しくなるので11月から1月に行くのがお薦めです。では。🌳

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