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リタイア人の徘徊日記 (191) |北海道 | 函館でイカの塩辛食べ比べと夕日カフェ

2024年。北海道の函館市に来ています。
午前中に元町の洋館巡りをし、さて午後はどうしようかと無計画に市電の乗り場へ。

ちょうど電車がやってきました。ということで行先決定。

終点の函館どっく駅へ向かいます。
到着後に向かったのは誰もいない住宅街。
あまりに人がいなくて不安になってきた頃に。。。

ありましたー。小田原水産食品さん。こちらでは様々なイカの塩辛を製造販売しているとのこと。今回お土産は塩辛にしようと思っていたのです。

中に入ると立ち飲み屋を思わせる長細いダイニングテーブルがあり、奥には5,6人が座れるテーブルがひとつだけ。小さなお店です。
テーブルの上にあるパンフ(というかチラシ)には15種類のイカの塩辛の説明がありました。
早速食べ比べセットをオーダー。

なんだか標本みたい。塩辛は凍った状態で出てくるのですが、各種説明書きを読んでいるうちにどんどん解けてきます。
イカの種類や塩加減だけでなく、麹漬け、辛味などそれぞれ違いがあって面白い。

朝ごはんをたっぷり食べてまだお腹はすいていないのに、イカのあまりの旨さに辛抱たまらず。。。

ご飯と味噌汁のセットを追加。これがまた旨ーい。ご飯はふっくらで、味噌汁はネギがどっさり入って熱々。歩き疲れた身体に沁みる。

あっという間に平らげてしまい、今度はお土産選び。
「冷蔵庫から好きなのを出して持ってきて。」とお店の方に言われ悩みに悩んで3種選びました。

函館どっく駅からは外人墓地が近い。腹ごなしに行ってみることにしました。(塩辛は保冷剤を付けているので2,3時間は大丈夫かな)

中国人墓地。海を望む好立地ですね
ロシア人墓地。ロシア正教の十字架が印象的。

外人墓地へはかなりの上り坂が続きます。ぜーぜー言いつつ歩いていき、
ほぼ丘の上、という場所にあるティールーム夕日で休憩。

来る途中は誰もいなかったのにお店はほぼ満席。人気あるんですね。


運よく一人席が空いていました。ホントに眺めがいい。夕日の名所だそうですが夕暮れ時は混み合うでしょうね。まだ早い時間でもお客さんがひっきりなしにやってきます。
こちらは日本茶の専門店です。いろいろなお茶がありました。

本日のセットのお菓子は水ようかん。坂を登って来て汗だくでヘトヘトなんですが、熱いお茶と甘い羊羹に癒されました。

元気を取り戻したところでホテルへ戻ります。イカの塩辛を早く冷蔵庫に入れなくては。

その日は夕飯もイカ。函館のイカは美味しいなぁ。

翌日、上機嫌で荷造りしていたら帰りのANAが欠航、というお知らせが。
前日の東京の雷雨で機体整備ができなかったから、とのこと。
ひぇー、台風も来ていないのにそんな理由で。
最終日にこんな事態になろうとは。。。

当日の他のフライトは全便満席。そして翌週からお盆休みにはいるのでこの先の空席探しはさらに絶望的。夏休みですものねー。

あせってJRのえきねっとを見たら当日の新幹線が1席だけ空いてる!

ということで何とか陸路で帰ることができました。ネットでスマホで手配を完結できる今の時代はこういう時ありがたいですね。昔は駅に走ってみどりの窓口に並んだり、航空会社に繋がらない電話をかけ続けたりしていたのですから。

函館駅から新幹線に乗るにはこの電車で新函館北斗駅へ行きます

この駅では案内があるまでホームには入場できません。函館から乗るひとはそれほど多くありませんでした。新青森から混み始めて盛岡で満席に。

駅で買ったお弁当が美味しかった。

それにしてもこの日に同じ便で函館から帰る予定だった人達はみんな大変だろうな、家族連れも多かったし。なんて思いつつも新幹線でのんびり駅弁を食べて爆睡していたのでした。

そして、感じたこと。
埼玉県北部在住者には函館へ行くには飛行機よりも新幹線の方が便利で楽だ、ということでした。10年日本を離れている間にずいぶん便利になったのですねぇ。
(2024年撮影)

#旅のフォトアルバム

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