リタイア人の徘徊日記 (190) |北海道|ヘタレ乗り鉄道南いさりび鉄道に乗る
2024年8月。函館に来ています。
函館は何度か訪問していて今回はいままでできなかったこと、場所に行くことを目的としていました。
さて、本日の午前中はどうしようかと考え、突然ローカル線に乗ってみたいというアイデアが浮上。
行き当たりばったりに道南いさりび鉄道に乗ろう!と決めたのでした。
道南いさりび鉄道のチケットは専用のチケット券売機で購入します。
ホームに行くと既に電車は入線していました。
道南いさりび鉄道は函館から木古内を結ぶわずか1両のディーゼル車。観光用の特別列車としても使われていますが、通常運行もされています。
車両はそれなりに綺麗に装飾されています。車内は普通の在来線。
しかし、夏休みということもあって多くの乗客がいました。座席確保のためにも繁忙期は早めに駅に行った方がいいですね。
この列車に乗りたくなったのは運行経路が海岸線メインであること。上磯駅を過ぎたあたりからずっと海沿いを走ります。
途中の渡島当別駅で半分以上の乗客が下車。この駅はトラピスト修道院の最寄り駅なのです。ここから20分くらい歩くと、有名な「ローマへの路」と呼ばれる杉並木を見ることができます。駅舎も教会風でステンドグラスもあるとのこと。郵便局もあるようですね。
約1時間の乗車で終点の木古内駅に到着。木古内は北海道新幹線の停車駅です。
木古内駅周辺には特に観光名所というものはありません。10分程歩いてみそぎ浜という海岸に出てみます。ここでの冬のお祭り時はかなり賑わうとのこと。
今は人もおらず、鳥居と石碑がひっそりと立っていました。
案内板を見ると眺望の良い日は下北半島や大間崎が見えるようです。この日は残念ながら水平線付近は雲に覆われていました。
木古内の駅前には道の駅きこないがあります。鉄道駅に道の駅もあるのかぁ。。。鉄道客も車のお客さんにも利用できて効率がいいな、と感心してしまいました。
こちらの名物は塩ぱんが人気のベーカリーとイタリア料理のレストラン。朝早かったので、レストランはまだ開店していませんでしたが、パン屋さんにはお客さんが行列していました。
朝ごはんを函館市場で食べすぎたのでまだ満腹。ご当地ソフト、塩キャラメルソフトクリームをいただきます。
そんなふうにぼよーんと過ごしているうちに、帰りの電車が入線してきました。背後には立派な新幹線の駅舎。いさりび鉄道のダイヤは新幹線の発着とは連動していません。ちょっと残念ですが大人の事情もあるようですね。
帰路は晴れ間が広がり、青く美しい海岸線を眺めつつ1時間の乗車を楽しみました。
なんとなく儲かっているようには思えない路線ですが、イベント列車企画もあるようですし、存続のため今後も頑張ってほしいものです。
駅に戻って駅前のラーメン店で遅いランチ。函館名物塩ラーメン美味でした。
さて午後はどうするかな。年寄りのゆる旅は続きます。
(2024年撮影)
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