リタイア人の徘徊日記(46)埼玉|畑の中に忽然と現れる台湾道教寺院
2022年4月。我が家から車で30分程の坂戸市に変わったお寺があるよ、と聞いて行ってみました。
名称は「五千頭の龍が昇る聖天宮」。5000って大げさなと思いつつ坂戸市にそんなものが???と半信半疑。
のどかな田園と住宅街が続く中、見えてきました。
うわー、すごい。これはまさしく台湾で見たお寺そのものです。
三門から本堂、仏塔までキラッキラ。
このお寺を建てたのは台湾の富豪の方で、大病を患ったものの、奇跡的に回復してその御礼の証だそうです。
しかし、何故自国ではなく日本の、しかもこのような場所に?
誰しもが抱く問いに対しての答えは夢にでてきた神様のお告げ。
みごとですねー。台湾から宮大工を呼び寄せて造ったそうです。
なんたる財力。日曜日なのに人があまりいない。
あまり知られていないのかもしれません。もったいない。
本堂の天井にはたくさんの龍が飛天する様子を現した細やかな彫刻。
これが天に昇る龍ですね。
本堂は手前の参拝場所まで入ることができます。係りの方がそれぞれの装飾の意味を説明してくれました。
回廊の柱も天井も龍の彫刻でいっぱい。
仏塔のひとつは入場可能で、屋根の装飾を間近で見ることができます。
寺院の迫力と周辺の住宅地とのギャップがすごすぎる。
敷地内には休憩所もあって、そこにある自動販売機では台湾のジュースやお菓子が販売されています。
買ってくればよかったと帰ってから後悔しました。
ここは、コスプレイヤーさん達の撮影場所として有名だそうです。
許可を取れば誰でも撮影できるとのこと。この日もドラゴンボールみたいな衣装を着たモデルさんとカメラマンが来ていました。
確かに、こんな場所だったらいい写真が撮れそうですね。
埼玉に居ながらにして異国情緒が味わえます。
(2022年撮影)
以前住んでいたバンコク郊外にも台湾寺院がありました。