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東南アジアの風景 (37) ミャンマー|タウン・カラット|奇岩の上に建つ寺院
東南アジア3大遺跡のひとつパガン。その郊外にあるポッパ山は玄武岩の火山。ここに溶岩が隆起してできたタウン・カラットがあり、頂上には土地の信仰ナッ神の総本山である寺院が建てられています。
パガンからは50㎞、車で2時間弱。のどかな山村を抜けると忽然と現れる奇岩と寺院。うわ、凄い!と叫んでしまう印象的な光景。
麓から長い階段を登ります。ミャンマーの史跡はほとんどが土足厳禁。靴下もダメです。観光に紐靴は履かないほうがいい。着脱が大変なのです。ひも付きブーツなどを履いてた欧米の方々、みんな参道のお店で草履を購入してました。
結構シンドイ階段。翌日筋肉痛になります。
境内には猿がたくさん。彼らの落とし物を踏んずけないように注意。
途中には祠がたくさんあります。この地の土着信仰ナッ神の伝説に登場する妖精たちの像。彼らは元は人間だったのですが、特殊な能力を持っていたため王様に疎まれ(心を読まれるのが怖いから)暗殺されて妖精になったそうです。
ゼーハー言いつつ頂上へ。独特の形をした塔がたくさんあります。
本堂に鎮座するご本尊様。世界には様々な信仰がありますね。私は八百万の神信仰ですからガイドさんに作法を教えてもらってしっかりお参りしてきました。苦しい時の神頼み。
欄干からはポッパ山の雄姿。現在は死火山ですが、かつては大きな噴火を起こし周辺は溶岩に覆われています。この山には固有種の動植物が多くて世界中から学者さんが訪れているそうです。
黄金の塔も下界の村も絶景なんですが、例によって高所恐怖症のため背中がぞわぞわ。タウン・カラットは高さ720メートルもあるのですよ。天空の寺院と呼ばれるのも然り。
下山後は車で反対側の山の上にあるホテルで昼食。こんな素敵なホテルがあるなんてびっくり。
ミャンマー料理のお洒落バージョン。定番のカレーとお茶の葉サラダですがこんな仕上がりになるとは。
レストランから見えるタウン・カラット。しばらく見とれていました。次回はここに泊まりたい。(2015年撮影)