東南アジアの風景 (11) マレーシア|ペナン島ジョージタウンの青い邸宅
世界遺産の町、ジョージタウンには19世紀、華人の豪商がたくさん住んでいました。その中でも特にお金持ち、「東洋のロックフェラー」と言われるチョン・ファッ・ツィの邸宅が今も残されています。
鮮やかな青に塗られた外壁からブルーマンションと呼ばれています。現在は博物館になっていてガイドツアーに参加することで内部の見学が可能(オンライン予約可)。クアラルンプール勤務の同僚と合流して行ってきました。
ツアーの参加者はまず玄関を入った大きな広間でガイダンスを受けました。この邸宅には38室もあり、チョン・ファッ・ツィ氏が娘のために建てたそうです。
風水に基づいて建築された中庭、明るい光が入るように設計されています。風通しもよく天井のファンだけで外の暑さを忘れるくらい涼しかった。
漆塗りの扉や家具調度、豪華な家紋など美術品のオンパレード。
窓のステンドグラスはアールヌーボー様式。ヨーロッパの国々に統治されていた名残でしょうか。とても綺麗です。
ガイドさんの説明はとても詳しくてわかりやすかったけれど、各所の説明の最後に全くウケないダジャレを言う。どう反応したものか困惑する見学者達。面白かったな。ここは宿泊することもできて泊まればガイドツアーよりも多くの場所を見ることができます。次回は滞在しようと決めてもう7年も経ってしまいました。(2013年撮影)