東南アジアの風景 (157) タイ|スコータイのもうひとつの世界遺産
タイの有名な世界遺産と言えばアユタヤとスコータイ。スコータイ歴史公園には大勢の観光客が訪れます。
しかし、世界遺産になったのはスコータイだけでなく、近隣のシーサッチャラーナーライ、カムペーンペット3つの歴史公園です。
2015年6月、スコータイへ2度目の訪問時にシーサッチャラーナイ遺跡へいく機会がありました。
シーサッチャラーナイ歴史公園はスコータイの北側、車で1時間位。スコータイ王朝の副王(ラムカムヘーン大王の弟)の居住地として13~14世紀に栄えた都の跡。
実際行ってみるまではその存在すら知らなかった遺跡です。
驚きました。保存状態がいい。スコータイが衰退したあともしばらくは続き、後にチェンマイのランナー王朝の帰属となったことで都市そのものは残されていたからだそうです。
スコータイがほとんど廃墟に近い遺跡なのに対し、シーサッチャラーナイは当時の宮殿、寺院の様子がわかる形で残っています。
こんなにすごい遺跡なのに人がいない。多くの観光客はスコータイ遺跡だけを見て帰ってしまう。
なんともったいない。遺跡が好きな人はぜひともこちらにも来た方がいい!
静けさの中、時間が止まったような趣のある場所でした。
(2015年撮影)