東南アジアの風景 (100) タイ|バンコク|緑のワットアルンをボートから見た
2021年3月17日。ワットアルン(暁の寺)がセント・パトリックスデーに因んで緑色にライトアップされるというニュースを発見。それを見学するためのリバークルーズが特別運航されるとのこと。何故仏教寺院をカソリックのお祭りのために???という大きな疑問はさて置き、これは見たい!。早速アプリで申し込みました。
セント・パトリックス・デーはアイルランドにキリスト教を広めた聖人のお祭りでニューヨークのパレードが有名です。タイでこのお祭りの意味を知っている人はどのくらいいるのかさっぱりわかりませんが、便乗イベントで盛り上がるのが好き、ということは知っている。日本と似ています。
サトーンの船着き場から出発。ボートは三隻。乗客の半分は在タイ外国人。欧米の方々でした。やはりそうですよね。
最初はアジアティーク(遊園地のような観光客向けの施設)まで川をくだります。ロックダウンで来客が途絶えてずっと休業していましたが復活しているようです。ここで進路変更。上流へ。
通常なら夜はディナークルーズの船が次から次へと行き交うのですが、外食店内飲食禁止のため運休。こんな静かな夜のチャオプラヤ川は初めてです。
ペニンシュラホテルも緑のライトアップ。
巨大ショッピングモール、アイコンサイアムが見えてきました。隣のノッポビルは現在(2022年)バンコクで最も高い建物。超高級マンションです。屋上に塔のモニュメントを付けてムリクリ一番の高さにしたとかしないとか。
ホーリー・ロザリー教会。こちらはカソリックの聖堂です。
そして、見えてきましたワット・アルン。本当に緑色になってる! 第一級王室寺院でこんなことやっていいのでしょうか。後で聞いたところによると、寺院のライトアップはバンコクのグリーンキャンペーン(緑化計画推奨)のためで、セントパトリックスデーには直接関係ないとのこと。しかし、そんなことはどうでも良くなるほど綺麗でした。来てよかった。
いやー、珍しいものを見たなと感慨にふけっていましたら更に圧巻の眺めが。
ラマ8世橋です。かつてディナークルーズでもここは通過したはずなんですが、お客さんと一緒で食事中だったのか記憶にない。橋の巨大さがライトアップで更に強調されている。みんな夢中で撮影。
橋をくぐって折り返し。ずっと上を向いて見とれていて首が痛くなった。船着き場に戻ります。
緑のワットアルンも見納め。
再びのアイコンサイアム。このやりすぎ感満載のイルミネーションがすごい。早く以前のように観光客であふれかえることを祈っています。
約1時間のクルーズでした。2022年以降も運航されるのであれば是非お薦めします。(2021年撮影)
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