東南アジアの風景 (91) タイ|バンコク|ジム・トンプソンハウス
海外駐在員の大切なお仕事のひとつ、アテンド。世界各地からタイに仕事で、観光で訪れるお客様、上司、同僚、友人達をお迎え、ご案内すること。
バンコクへの来訪者をどこへお連れするかはいろいろな選択肢があります。エメラルド寺院、暁の寺ワットアルン、歓楽街パッポン、チャトチャックマーケット等々。私が最も多くの方々をご案内していたのがジム・トンプソンハウス。
アメリカ人実業家でタイのシルク王といわれたジム・トンプソンの家で、現在は博物館として公開されています。多言語のガイドツアーによる見学で、日本語にも対応しています。
館内には幾つかのタイ式の家屋があって、メインの見学場所である母屋の他、シルクのショップ、別邸、レストランになっています。
家の中は撮影禁止ですが周りの屋外エリアでは写真OK。ジム・トンプソンがアジア各地から入手した貴重な文化財コレクションが素晴らしい。
手入れの行き届いた木々と庭に囲まれたチーク材のタイハウスは美しいの一言。チェンマイやアユタヤからチャオプラヤ川を下って運んできたものだそうです。
地上階のホールでは展示会やイベントも行われます。
そして見学後はカフェでお茶やお食事がお薦め。ここのタイ料理はレベルが高い。
錦鯉が泳ぐ池を眺めつつ休憩。2時間程度の滞在でタイ文化に触れて優雅にお茶も食事もできてシルクのお土産も買えてしまう。ガイドの説明付きなので自分はエスコートするだけ。楽チンです。そして皆さん喜んで下さる。このお屋敷のオーナー、ジム・トンプソン氏はマレーシアのキャメロンハイランドで突然行方不明となり、未だに消息がわからない、というのもミステリアスで興味深い。バンコク駐在中10回以上行きましたがまったく飽きることはありませんでした。(2011年撮影)
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