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東南アジアの風景 (13) タイ|アントーン県の地獄寺
タイには全国各地に地獄寺というものがあります。地獄の様子を写実的に展示してあり、参拝する人たちに悪いことをすると地獄に落ちてこんな目にあいますよ、という戒めを説いています。生きている間に善行を心がけて徳を積みましょう、ということですね。
2018年12月、ご縁があって地獄寺を専門に研究されている方と一緒にバンコク近郊の地獄寺巡りのツアーに参加してきました。その一つ、アントーン県のワット・ムアンの様子です。
お寺に入ると普通のタイのお寺。こちらの本堂はガラス細工の装飾が有名。ご本尊にお参りした後、地獄エリアに向かいます。
地獄へようこそ。ユーモラスな感じですが、生前動物に対して酷いことをした人間のなれの果てだそうです。頭が虐めた動物になってしまったのでした。
生前の罪に応じた天罰の数々。日本でもお馴染みの嘘をつくと舌を抜かれるというやつですね。痛そう。
釜茹での刑。逃げようとすると槍で突かれます。
姦通罪。裸で棘の木に登らされて下から槍攻撃。日本と同様タイでも不倫に対してはバッシングが酷いのかな。とにかく痛そうな光景。専門家の方の説明があると理解が深まって楽しいです。
地獄絵図だけではなく様々なテーマの展示もあります。これは歴史のエリア。戦国時代の戦いの様子。この寺院の展示は芸術性が高い。そしてとても敷地が広い。じっくり見ると一日かかりそうです。
一番奥では巨大な大仏様が建立中。現在(2021年)は既に完成しています。大仏ってこうやって造るのかと知ることができて有意義でした。
ガイドをしてくださった方は地獄寺の本も出版されてます。なんと大学の後輩でした。