東南アジアの風景 (66) タイ チェンマイ郊外|プールサイドで静寂の時を過ごす
チェンマイの南部に日本人が設立したNPO 法人バーンロムサイが運営する宿泊施設があると知ったのは2014年。バンコクの雨季の豪雨と蒸し暑さに辟易してどこか涼しいところはないかと探していた時に見つけました。乾季に入った12月、都会の喧騒から逃げ出すように出かけたのです。
ホシハナヴィレッジは広大な敷地にそれぞれ違った形のコテージが点在する宿。チェンマイ空港から車で約1時間くらいです。
仕事を終えてからの出発だったので到着は夜。とにかく人工的な音が何もしない。虫の声とカエルの大合唱。一瞬で来てよかった!と感じました。
翌朝気温14度。あまりの爽やかさに気分が上がる。敷地内を散歩して宿の全体像を探索。よく手入れされた庭が心地よい。
私が宿泊したのはダムハウス。1人で泊まるには広すぎるコテージですが、小さい方は予約が取れず。それぞれのコテージが離れて立っているので田舎の一軒家にいるような気分になりました。
ダムハウスは2階建てで寝室は上の階。下の階にはフルキッチン、ダイニング、リビングと贅沢な間取り。
これは2泊ではもったいない。長期滞在しなきゃだめだー、と思う。
特に予定もなかったので宿の自転車を借りて出かけてみました。結構アップダウンあり。久しぶりの自転車立ちこぎ。しんどい。
近くの観光スポットとしてスタッフに教えてもらったのが貯水池。タイのグランドキャニオンと言われているそうですが、いやいや全然違うでしょ。おどろいたのは「遊泳禁止」の立て看板があるのに大勢の人達が水に飛び込んで遊んでいること。深さも、何が生息しているかもわからないのにヤバすぎないか?外国人(白人)も多い。完全自己責任の世界。
因みに2022年現在、ここは整備されてウォーターパークとして営業しています。
午後は宿のプールサイドで本を読んだり、昼寝をしたり。これは極楽。このお宿、日本の映画の舞台になったところだと後で知りました。
友人に言われるまで全く知らなかったとは情けない。これから宿泊される方は事前に観てから来てもよいかも。
夕方、宿のシャトルバスで近くのハンドン市場へ夕飯の買い出し。あのキッチンを使いたいですからね。
共有スペースでは滞在している女子グループがヨガをやっていました。こんなところでヨガ合宿なんていいですね。昨年(2021年)だったらここでワーケーションしたかったな。(2014年撮影)