バンコクの宿(2)|チャクラポン・ヴィラ【100年前の王族の邸宅内にある隠れ家ホテル】
7月下旬、営業を再開してプロモーション中の由緒正しきホテルに泊まってきました。ラマ5世の40番目の息子(!)であるチャクラボン皇子のお着換え場所であったという100年前の邸宅がホテルとして残っています。厚い扉の向こうにはそのお屋敷を囲むように僅か7つのゲストルームがある。非日常を感じるには絶好の環境でした。
正面の建物が王家ゆかりの邸宅。アーティスティックな噴水がある中庭に面してタイ様式の建物、これが客室になります。旧市街のど真ん中にあるのですがとても静か。噴水の水が流れる音しか聞こえません。
今回泊まったのはガーデンビュースイート。キングサイズベッドです。
美しい庭を眺めつつ長椅子に寝そべるのもテーブルでお茶を飲むのもいい。この日は雨あがりで植物の緑がより深みを増しているように感じられます。手入れの行き届いた木々と花々。100年の間大切に守られてきた、という感じです。
ホテルはチャオプラヤ川に面しています。専用船着き場のなんとまあお洒落なこと。ゲートの上は見晴らし台になっています。
見晴らし台からみた対岸のワットアルン(暁の寺)。何度見ても飽きない。圧巻の眺めです。
読書室。敷地はそれほど広くはないのですが、それぞれの施設は手が込んでいます。
プールもあり。客室が7部屋しかないのにプールがあるとは贅沢。水着持ってくればよかったなぁ。
今回利用したパッケージには夕食と朝食が付いています。ライトアップされたワットアルンを見ながら伝統タイ料理。どのメニューもまろやかで美味しかったです。宿泊しなくても食事だけとることもできます。席数が少ないので予約必須。この日も満席でした。
暗くなるとまたまた素敵な庭の演出。絶好の写真スポットです。
チャイニーズスイートへ続く道は中国風のランタン。どこか遠くへ旅行に来ているような気分になってしまう。実際は自宅から地下鉄で20分くらい。交通費が不要な分、このような特別な場所に泊まるというのもいいですね。
翌朝ものーんびりホテルの敷地内を散策。川風に吹かれて朝ごはん。近くには涅槃仏で有名なワットポーやサイアム博物館など観光名所があります。が、どこへも行かずにできるだけホテル内にいたくなる、そんな場所でした。