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エフェクチュエーションがもたらした人間関係へのポジティブな変化

こんにちは、エフェクチュエーション実践サロン「スナックレモネード」お手紙係り、「しろやぎくろやぎ」代表の谷口千鶴です。エフェクチュエーションを学ぶと圧倒的に「行動力」がつくのですが、もう一つ嬉しい効果がありました。

それは、「人を責めること」がなくなったのです。

エフェクチュエーションがもたらす心理的変化

私はエフェをはじめて「人を責めること」が少なくなりました。あるいは、相手に過度な期待しなくなるという感じかもしれません。

エフェ以前の私は、相手が自分に対して期待通りの行動をとらないとすぐにがっかりしたり怒ったりすることがありました。表面上は、穏やかにしていても心の中ではめちゃくちゃ怒りくるっていて相手を責めていたと思います。けれど、エフェクチュエーションを学ぶと、相手が期待を裏切きってきても、それを「レモン」と捉えることができるようになりました。そうすれば、次は、なんとか「レモネード」になるように動き出すことができ、結果として人生が良い方向に変わるので、相手を恨む必要がなくなるのです。

がっかりしたらレモネードにしよう!自分の感情を俯瞰するコツ

先日も信頼していた人からがっかりするような対応を取られてしまって、私はとても残念な気持ちになりました。けれど次の瞬間には「あ、これレモン!」と思うことができました。そして、「だったらレモネードにしよう」と思いつきました。

この時は、相手の言葉の中に(ものすごくしょうもない)嘘を発見したのです。嘘というよりは、ごまかし程度のものだったのですし、相手が私にごまかしてはいけないという決まりもないので、そもそも私ががっかりする必要もないのですが、
「この人が私に(これほどつまらない)ことを言うはずがない」
という思い込みと
「私がこの人からこんな扱いを受けるはずがない」という自信過剰があり、これら私の思いこみと現実のギャップを不快に感じがっかりしたようです。

レモンから学ぶことで人間関係の改善ができる

一番簡単なレモネードの作り方は、その「レモン」から何かを学びとることです。

この場合ですと、
「相手は嘘をつくような人物である」
ということと
「私にとって相手は重要人物であるが、相手にとって私は、とくに重要な人物ではない」
の2点を学ぶことができます。また、「私はこの方からないがしろにされるとムカつくようだ」ということを知れたのも素晴らしい成果です。

そもそも私に対して影響度の低い人からこうした扱いを受けたのであればショックも感じないのですが、胸が痛むということは、この人が私にとっては大切なお友達だったのでしょう。

これらの学びは大変貴重です。これがわかると相手に対して適切な距離の保ちかたがわかります。今回は残念ではあるけれど、少し距離をおいたほうがいい相手ですね。この方は私の役割が必要な時は連絡をしてくるのですが、こちらのお願いについては、こんかいのようにごまかしながらけむに巻きます。

ただ、エフェをやっていると、即関係性を断つようなこともしなくなりした。このような人と取引する場合は、相手に期待しなければ良いのです。ごまかされることがデフォルトだと考えれば良いし、それでも良い(許容可能な損失な範囲内だ)と思えば、DOすれば良いし、思わず相手がないか良いことをしてれたらクレージーキルト、喜べば良いです。

エフェ以前の私は、多分相手から何かしてもらおうと思っていたのでしょうね。だから、相手がその対応をしてくれないので悲しんだり怒っていたのです。けれど、もらえるものなんてそもそも何もないと思いつつ(諦めつつ)動けばなんともない。まさに「許容可能な損失の原則」です。

どんな相手でも新たな形で信頼関係を構築できる

相手に過度な期待を持つことがなくなるというのはいいものです。自分自身に責任を持つことができるようになるとともに、どんな相手とでも新たな形で信頼関係を構築することができます。

エフェクチュエーションでは、自発的にコミットしてくれる人はパートナーと考えます。このように私を傷つける人であっても私にコミットしようとしている限りにおいて、そして、私が許容可能な損失の範囲内であれば、パートナーになります。

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