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オーストリアは音楽の都 "ザルツブルク" でのアパートの探し方

セアヴス!(オーストリアの方言でハローの意味)

現在私は、オーストリアはザルツブルクに住所があります。
多くはないかと思いますが、もしザルツブルクでアパートを探さなければならない状況の方がいれば、お役に立てれば幸いです。 

正確に言うと、私はシェアアパートに住んでいます

ドイツ語ではシェアアパートのことを WG (ヴェーゲー (Wohngemeinschaft (ヴォーンゲマインシャフト) の略)) といって、一般的にもなじみの深い生活方法です。
テラスハウスみたいな感じって言えばイメージしやすいですかね。

こっちでは学生とか、生活費を安く上げたい人が良くWG に住んでます。もちろん学生以外も。(そして私自身もWG しか今のところあり得ません。) アパート人フロア全部を一人で借りようと思ったら、同じザルツブルグでも最低WG の約2.5倍ぐらいの家賃になります。。。

自分はいまラッキーなことに、すごい良いアパートに住んでいます。

良いアパートというのは、寝室 (自分の部屋) の広さが18平米 (約10畳) で、家具/インターネット/ガス光熱費込み、歩いて5分でショッピングモール、でも閑静な住宅街、駐車場付き、で350ユーロ/月です。

アパートを探し始めたのが引っ越し希望日間近と、遅かったので、こんな良い物件が見つかったのは、たまたま探している人が少なかった時期なのか、自分の人当たりが良かったからでしょう。笑

というのは冗談ですが。。。

でも人当たりが良いっていうのは、家探しのときにはこっちでは結構重要です。

なぜかというと、WG の場合、すでにそこに住んでいて、これから一緒に暮らしていくことになるだろうその人たちに Nein ("ナイン"、ドイツ語でNo (いいえ) の意味) と言われてしまうと、その時点でもうそのWG に住める可能性はなくなるからです。

だから、語学が得意ちゃうくても、伝えようとする気持ちで一生懸命話すのが大事やと思います。

ドイツ語圏の人にとって、無口でいることは失礼に当たるので。(これはけっこうまじです。)

片言でも良いから、自分とはどんな人かを話して、わからないことは素直に質問する。自分もできてないですが、これ、めちゃ大事です。 

ちなみにこっちでのアパートの探し方は、色々あると思いますが、自分が行った方法は以下の通りです。

この方法で、以前住んでいたドイツのアウグスブルグでもWG を見つけたので、ドイツ語圏は大体こうなのかもしれません。

他にも友達とか知り合いの紹介で物件を見つける方法もありますが、現地に友達がまだいない人にとってはハードル高いかと思います。。。

1.インターネットの物件紹介サイトで検索する

この場合、個人的な意見ですが、できるだけ必要な条件を細かく設定したほうが良いと思います。でかい街やと特に。なんでかというと、譲れない条件で検索して出てきた物件に注力したほうが良いからです。

細かく設定しすぎて選択肢があまり多く出ないときは、その時は譲れる条件から削除していけば良いので。

思うのは、こっちで家を探すのはすごく時間もかかるし、労力も気も使うし、疲れるので、家探しはできるだけ回数を減らせられるように、自分が納得できる、必要な条件を全て含ぶ物件を最初から当たったほうが良いです。

使ったサイト

といっても、自分が使ったのは、下記のサイトかFacebookです。しかもFacebook は探しはしたけど、結局は誰にも連絡とらなかったので、実質下記のサイト一択です。

Facebook は、"住みたい街の名前" + "apartment" (か "Wohnung" (ヴォーノン) ドイツ語でアパートの意味) で検索すれば結構出てくると思います。

・オーストリア国内の物件を探すときはこれ
www.immobilienscout24.at

・ドイツ国内版はこっち
www.immobilienscout24.de

2.検索して出てきた選択肢に片っ端から連絡する

もうこれは方法でも何でもないですが、、、笑
これに尽きると思います。
メッセージを送るのは最低限、相手の電話番号がわかれば電話したほうが尚良です。
こっちの人はメッセージを送っても返信がめちゃ遅い、もしくは返信しない人が多いので。
電話も、言語に自信がない人は緊張するかもですが、大丈夫です。何とかなります。ほんまに。笑
語学力がほんまにゼロの人は、電話する勇気はあっても、伝わらない可能性あるので、メッセージ送ってから電話したほうがなおなお良しかもですね。

3.興味ある物件の相手に連絡が取れたら

物件視察のアポを取りましょう。これは、こちらから言わなくても、おそらく向こうから "部屋を見に来るか?" とか "いつ来れる?" とか言われると思います。
ここにきて、やっと物件探しの実際のスタート地点です。。。笑
そして直近で都合のあるタイミングでアポを取りましょう。向こうもおそらく引く手数多かと思うので、少しでも早く向こうに挨拶して、物件に唾を付けておいたほうが良いです。

4.実際に訪問

当たり前ですが遅刻厳禁です。ドイツ語圏の人たち、特にドイツは時間に厳しいです。日本人も幸運なことに時間に厳しい文化なので、そんなに苦にはならへんかと思いますが。
あとは、先述しましたが、愛想よく行きましょう。向こうにこいつと一緒に住みたいと思わせましょう。
たぶん訪問したときは、これから一緒に住むことになるであろう人達、あなたが入居する代わりに退去する人 (と大体の場合大家さん) が同席すると思います。全員に愛想を振りまいてやりましょう!笑

5.結果

たぶん向こうに"Nein" と思われた場合は、訪問した後に連絡が来なくなると思います。(すみませんが、ラッキーなことに自分は訪問した物件にはすべて入居できたので正直どうなるかはわかりません。。。)
連絡が続いていて、本当に入居する気があるかどうかを聞かれた場合、その気があるなら、即答したほうが良いです。何回も書きますが、向こうも引く手数多なので。その気がない場合は、滑り止め感覚にしておいて、他に良い物件が見つかった時にお断りすればよいと思います。

とざっくりした流れはこんな感じです。

なんかここまで読んで不安になるかもですが、読んでるあなたは結構ラッキーな境遇です。
というのも、日本人はあまりNein と言われません。

なぜかというと、戦後から先人たちによって培われてきた日本人のブランドは、ラッキーなことにまだドイツ周辺でも残っています。日本人であれば信頼できるという感覚がこっちにもあるみたいです。これは、実際にアウグスブルグで入居していたアパートの大家さんにも、入居後に聞いた話です。

自分からお伝えできるのは、妥協せずに続けてれば意外とすんなり物件見つかります!

ではでは、幸運をお祈りします。チャオ~!

大卒新人として就職した東証一部上場企業を辞め、海外移住を目指しながら、暇さえあればパラグライダーのアクロバットをしている大阪人。現在はオーストリアはザルツブルク在住。