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真実の愛を人間が探せるかという話
前回から重いテーマを書きがちだが、至って内容はスターバックスのフラペチーノに乗っているクリームより軽いよ、かやつくです。
毎回上手にやる気を起こさせてくれるサブカルメンヘラちゃん(loveぴ)におだてられてnote書けています。感謝。サブカルメンヘラちゃんってずっと呼んでるの悪口みたいだから呼び名決めようかな。サブカルのサとメンヘラのメでサメちゃん🦈でいいかな。サメ🦈ちゃんいつもありがと。だめだったら後でちゃんと叱られます。
以下、バチェロレッテ🌹のネタバレを大いに含むのでまだ最終回を見ておらず楽しみを取っている人は、是非そのあとで読んでね😉
バチェロレッテの【ネタバレ注意!】
バチェラーの1と3を見てきて(2は見てませんごめんなさい)楽しみにしていたような、いや、そうでもないような、そんな感じで気づいたら始まってたバチェロレッテ。
ツイッターのタイムラインがいい感じに盛り上がっているので、遅ればせながら我慢たまらず全部見た。
いやはや、完全に油断してた。とくに画家、杉ちゃん。見事に福田萌子さんの好みにハマっていくサマが気持ち良くて見入ってしまった。
あの臆病で自信のなさそうな彼が、1日めの夜に、みんなに、そしてバチェロレッテに、同情の言葉をもらい、同情の視線を集めたあの男らしくない彼が、ぜったい最初のローズセレモニーで薔薇をもらえることはないだろうと思ってしまっていた。
それはすべて第一印象においてだ。
完全に間違っていた主観だった。
バチェロレッテに選ばれたのは、凛としていて力強く健康的に生きる福田萌子さんという女性だし、その彼女が求める男性は同じく、強く自立していてリーダーシップがある男性だとそう思い込んで疑わなかった。てか、こうこう(黄さん)しかいねーじゃん、と思っていた。繊細ですぐ倒れてしまいそうな杉ちゃんが特に選ばれるはずがないと。
ただ、杉ちゃん、杉田陽平さんは強かった。こうこう(黄さん)が剛とするなら、柔の強さを持っていたんだよ.... 粋だなチクショウ......
そう、なんか、してやられたぜ!みたいな、快感を伴う舌打ちをしてしまう感じ、それを毎の回で食らう視聴者のわたし。やみつきになってしまった。何回舌打ちうたせんだよチクショーたのしいな好き💢💢💢
そしてその素晴らしさを発掘したのは、福田萌子という女性だ。
って途中までは、最終回を見るまでは純粋にわたしも思ってたんだよ。
ところが、なんというか、最終回で「ええええ!?!?福田萌子ぉぉおおおー!?!?」と軸足を折られてしまた
このバチェロレッテ、福田萌子さんが初回から最後まで貫いたテーマっていうのが「真実の愛」
男性たちもこの真実の愛とは何か、っていうのを素直に純粋に、過去に照らし合わせ、未来を想像し、言葉を考えていたんだけど、福田萌子さんが求める真実の愛とはどこか違っていたわけ。
やっぱり人類の誰しもが賛成するたったひとつの真実の愛なんてないからさ、
それは個性と同じで真実の愛は、形も色も大きさも重さも柔らかさも、あるかないかという存在でさえも、全員一致で決められるものではないからさ、
どんな真実の愛を見つけようと人に話すと、どうしてもうすっぺらくなっちゃうわけ。
それでも真実の愛を見つけたいなら、それを細かくして、因数分解して、言葉にして、交換しないと、見つかるわけがないのに。
元も子もないこと言っちゃうと、バチェロレッテの番組の構造そして区切られた短すぎる時間の中だと、真実の愛どころかまともな恋愛もできねーだろ。と思っちゃうから、福田萌子さんが強い人間で本当に良かったと心底安堵するほかない。
人類が思考を持ち始めてから今の間まで、真実の愛を発見しみんなに認められノーベル賞なんてとってる人はいないわけで。
ポルノグラフィティもあいみょんもKing Gnuもスピッツもくるりもももクロも谷川俊太郎も太宰治もレオレオニも、みんなみんな愛に向き合っていろんな人がいろんな言葉に憑依させて歌にして絵にしてやってきても、
学校の教科書に、家の教え伝えに、真実の愛なんていう項目はなくて。
もちろん2ヶ月でそんなのが見つかるんだったらバチェロレッテの最終回で苦しむ人はひとりもいなかったはずだし、無理難題というものに全員がただただ溺れてた印象だった。
そんな中ゆいいつ
愛は、花びらだ。
とか、
愛は、水だ。
真実の愛は表面張力を超えてこぼれた水だ。
いまあなたの目からこぼれている、それだ。
と現実で実際に手で触れられるものに重ねて、真実の愛に色と形と温度を授けたのは、杉ちゃんだけだった。
こうこうだけは、真実の愛をいっこも考えず自分のコンプレックスとしか向かい合えてなかった感じがウケた。
最終的に思ったのは、真実の愛って言葉を口から出せば出すほど、真実の愛は見えなくなっていくんじゃないかってことです。
真実の愛なんか、重くていっこのものじゃなくていいんだよお。
軽くてもりだくさんの真実の愛を持とうよ〜。
両手からこぼれ落ちるほどの。
好きなもの、何?って聞いて返ってくる答え全てが真実の愛だよ。
たったひとつ福田萌子さんに反対意見を言うのであれば、「結婚」に対する心構えが潔癖すぎないか?未婚が何言ってもなんの攻撃力もないんだけどさ。
子供が欲しいから結婚したいって言ってなかったっけ?
それがいつの間にか、真実の愛の答えと、結婚の道筋の輪郭を、きれいに寸分違わず合わせようとしている生真面目さがすごく気になった。
もっと大胆に自由でいいのに。
失敗は経験値だって、あなたは言ったのに。
好きな人の胸にあの素敵な笑顔で飛び込むことが、あなたなら必ずできたのに。
ふふふ、つっても、これは例えばもしものもしものもしもの中のもしもの話で、居酒屋で福田萌子さんがこうやって愚痴ってるみたいなシチュエーションだったらそうやってぶつけることはできますが。
ゆーても、ローズを渡せなかった人がその場限りで落ちていくというバチェロレッテという精神的苦痛に陥いる構図から必死の思いで抜け出した矢先に、こんな視聴者的希望を福田萌子さんに投げる方がよっぽど悪魔だけどなー!!!!
それだからやっぱり感動したのは、こう言う風に視聴者は思うってもちろん萌子さん自身が知った上で、わたしが思ってる何億倍もの重圧を跳ね除けて、
自分の人生の幸せの天秤をさげなかった圧倒的メンタルの強さ、
そして「愛を見つけられなかった」という建前で視聴者の攻撃の的を作ってあげた大人の対応
このふたつにどでかい花火を打ち上げたい気分だよ
萌子さんの真実の愛がちらっと見えた気がする。
福田萌子さんと、出演した男性のみなさまに、無理のない穏やかな愛を見つけてほしいです。
最後に、わたしの頭の中のお話になりますが
愛の解釈で好きなのがあって、
ポルノグラフィティのFree and Freedomからひとつ。
「自由」にとって「愛」とはつまり
毒入りの果実
それはとても甘い
自由のあとは愛という果実の甘みが欲しくなる
愛にたどり着いたら離れたくなくなる
そして自由への漂流を終える、
っていう歌詞が死ぬほど痺れる。。。
こういう毒性の刺激ある歌詞、昭仁さんの歌声との合致性ぐう高いんだよな
メロディーもげきしぶなので良かったら聴いてほしいです。ジョバイロのシングルに収録されてます。
ありがとう今宵は寝れねえです
みんなのこと愛してるよお
たくさんたくさん軽率に人のことを愛したいよ〜〜〜!!!ラビュ!!!!!グンナイ!!!!!!