ヨーロッパ旅行〜ロンドン編〜
2003年12月15日
★ロンドン観光
朝食付きでホテルを予約していたので身支度をしてレストランへ。ビュッフェ形式で、いろいろしっかり食べました。小さな青りんごがまるごと並んでたりしてイギリスっぽい。
この日の目玉は、出発前に決めていたやりたいことその3、シャーロック・ホームズ博物館に行くことです!ホームズが好きなのか、ジェレミー・ブレットが好きなのか、露口茂が好きなのかもはや良く分からなくなっていますが、グラナダTV制作のドラマ・シリーズは繰り返し繰り返し何度も見ました。
ハイストリート・ケンジントンから地下鉄に乗ってベイカーストリートへ。ベイカーストリート駅のホームは、そこかしこにさりげなくホームズのトレードマーク(パイプをくわえた横顔のシルエット)があしらってあってワクワクします。
地上に出て少し歩くとホームズの格好をした青年がいて、博物館まで案内してくれました。ホームズとワトソン君が下宿していたベイカー街221B番地です!入り口もドラマで見たのと同じ!
中へ入ってチケットを買い、2階へ上がるとあまりにも見慣れたあの部屋、そしてそこで老紳士が待ちかまえていました。「あなたは誰?」と聞くと「私が誰かだって?なんて質問だ、ドクター・ワトソンだよ!」との答え。失礼しました。だってドラマのワトソン君とあまりにも違うんだもの…。
ドクター・ワトソンは部屋の中のホームズやワトソン君ゆかりの品々(バイオリンや実験器具、ワトソン君のメディスィンバッグなどなど)を説明してくれて、中でも私の大好きなエピソード、『ボヘミアの醜聞』に登場する「例の女性」の写真には感激しました。
窓から外を覗けばホームズのテーマが聞こえてくるよう…と思ったらダブル・デッカーが走っていたりしてワトソン君も「窓の外は21世紀なんだよね」と。
「上の階には僕の部屋があるよ」とワトソン君が言うので見に行ってみるとそこには蝋人形が何体も…!数々のエピソードの中の名シーンを再現してあるのだけど、はっきり言って怖い。そこにあると分かっていてもいちいちビクッドキッとしてしまいました。ワトソン君の部屋というよりは蝋人形の館。
そして世界中のシャーロッキアンからの手紙のファイルもあって、ちょっと読んでみると「親愛なるホームズ様 僕はあなたのことをとても心配しています。あのモリアーティ教授との対決の後、あなたは無事でいるのでしょうか…」などと子どもの字で書いてあってちょっとホロリ。
いっぱい写真を撮って隅々まで見てから1階のミュージアム・ショップへ。私はミュージアム・ショップが大好きなのです。美術館へ行っても、展示を観る時間よりショップにいる時間の方が断然長い。ポストカードを選ぶのも楽しいし、おもしろいものがたくさんあるから雑貨屋さんより好きかもしれません。
で、期待のショップにはやはり思わず欲しくなってしまうものがたくさん!中でも一番のヒットはホームズのマトリョーシカでした。ホームズの中にワトソン君、さらにその中にはモリアーティ教授の人形が。さんざん悩んだけど、ちょっとかさばってスーツケースに入らなかったら困るので断念しました…。さらにハドソンさんがついてたら買ったかも。
その他に目に付いたのはおもしろいティー・ポット。ホームズの顔の形のものの他にブラック・キャブ型のもの、ビッグ・ベン型のものなど。使い勝手は悪そうだけど、見てるだけで楽しい!
また、ショップの中を太った老ラブラドール・レトリーバーが走り回っていたのもかわいくて楽しかった。いろいろとお土産を買って、大満足でホームズ博物館を後にしました。
地下鉄に乗ってピカデリー・サーカスへ。たかちゃんの旅の目的その1、「ロンドンで散髪する」のために、日本人の美容師さんが経営している美容院へ。
「イタリアで髪を切ってもらったら、どんなことになるか分かったもんじゃない」とたかちゃんは言っていて、確かにトリノの美容院にはとんでもないポスターが貼ってあったので私も納得。
予約を取れた午後2時まで時間が空いたので、チャリング・クロス駅近くのシャーロック・ホームズ・パブ目指して歩いていきました。途中、トラファルガー広場を通ったりして観光気分を満喫。
たかちゃんの土地勘のおかげで、分かりにくい場所にあったホームズ・パブをすぐ発見、が、何とも入りにくい雰囲気…。勇気を出して扉を開けると、中ではおじさん達がビールを飲んでいて、小さなテレビでホームズの映像を流したりはしていたけれど、あまりホームズゆかりのという感じではありませんでした。2階にはホームズの書斎があるということだけど。
メニューも普通で、例えば「ワトソン君の大好きな○○のサンドイッチ」とかあったら良かったのにな。とりあえず私はチョコレート・プディングとミネラル・ウォーター、たかちゃんは同じくチョコレート・プディングとビール(!)にしました。しかし出てきたプディングはどかんと大きくて見ただけでおなかいっぱい…。食べてみると激甘でさらに甘~いカスタードソースがかかっているので大変です。私もたかちゃんも、頑張ったけど半分まででした。2階の書斎も一応見に行ってみたけど、博物館のような雰囲気は無かったかも。ビールを飲むにはいいお店だと思いますが。
次の機会にはシャーロック・ホームズ・ホテルに宿泊してみたいなぁ(ちょっと高級なのです)。
ガッツ石松の話をしながら新しい吊り橋を渡ってテムズ川のほとりを散歩。それにしても良く晴れていて、とても気持ちの良いお天気でした。観光客やジョギングのおじさんもたくさん。おじさんはみんな真冬なのに半袖短パン(しかもピチピチに小さい)という出で立ちです。ジョギングとは思えないスピードで必死に走っているのはやはり寒いからでしょうか…。
ウェストミンスター・ブリッジを渡るとビッグ・ベンがすぐそこです。
近くで見ると細かい装飾がキラキラととてもキレイ。そろそろたかちゃんの美容院の時間が近付いてきたのでピカデリー・サーカスへ。
たかちゃんが散髪している間、周辺をウロウロしてみてから、カフェでカプチーノ。やっぱりイタリアのと比べると大味だなぁ…。
しばらくしてたかちゃんから「終わったよ~」と電話がかかってきたので待ち合わせ。「奈美悦子みたいな髪型になった」とやや不満気でした。 まだ3時過ぎだったので、歩いて大英博物館まで行きました。「よそからかっぱらってきたものばっかりで、自分の国のものが無い」というたかちゃんの言葉通りの展示内容。特にミイラなど神聖なものは返すべきです。
でも入場料が無料なのは立派だし、展示品よりも建物が印象的で、中央にある大きな図書室は圧巻でした。そしてまたミュージアム・ショップです!またしても博物館ならではの楽しいグッズがたくさんで、ここでもお土産をいろいろ購入しました。
地下鉄でいったんホテルへ戻り、小休憩してから買い物に。まずたかちゃんの旅の目的その2、「GAPで肌着を買う」を達成。クリスマス・シーズンだったからかわいくてお得なのが買えて良かったね!
そしてMARKS&SPENCERで夕飯のサンドイッチや野菜スティック、サラダなどを購入してホテルへ。野菜スティックのセロリは茎というよりは幹!囓るのもバキッという感じで一苦労。付いていたタルタルソースも何だか油っこい…。サンドイッチもパサパサで微妙でした。ヨーロッパ人はアジア人よりも唾液が多いから、パサパサの料理も平気だというけれど…。
それはともかく明日はいよいよウェールズ、念願のカーディフですよ!
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