一十三十一15周年記念ライブへ

3月2日土曜は親友と一十三十一さんのライブを見にビルボードへ。彼女のライブは昨年の8月最新作Ecstasyのライブを見て以来。前回は新作の尖った音像を絶妙にライブな生音に落とし込んでいて最高だったのでとっても楽しみに。

今回はデビュー15周年ということもありセットリストはキャリア初期から最新作まで満遍なく彼女の音の遍歴が楽しめるものでした。バンドはギターの奥田さん、ドラムの小松さん、キーボードの冨田さんというノーナ・リーヴスの精鋭、デビュー前からコンビのベース南條さん、サックス、フルートのヤマカミヒトミさんと最高の布陣。そしてゲストにギターのkashifさんも。アーバンをキーワードに次から次へと繰り出される心地よく時にぶっといメロウグルーヴの数々にええなぁとほけーっと。またギター、キーボードを初めとするアンサンブルやソロも手練ゆえの熱量ガッツリ。特にラウドなkashifさんとクリーンな奥田さんのギターの掛け合いは二人の音の感触の違いが絡み合う味わいにゾクッと。ただステージ前半、初期の曲達は久々に取り上げたこともあってか若干十一さんの歌に不安定なところも。もっとも彼女の声を前面に押し出す作りの初期楽曲群と、あくまでも彼女の声を演奏の一部として溶け込ませる感じの作りである最近の曲では歌う感じも変わってきているのでそこは無理ないところ。逆に僕としては同じアーバンテイストでも声の生かし方、置き方の違いで感触が変わるもんだなぁという発見があって楽しかったですなぁ。

今回もステージ衣装、コンセプトはデザイナーの弓削さんによるもの。しかしその衣装がなかなかにセクシーかつデンジャラス?!で時々取れかかるハプニングが・・・。十一さん急に「待って、緊急事態発生」といって服の襟の部分を掴んでステージの袖に帰ることが数回。そんな時奥田さんバンマスの凄腕バンドの面々が機転を利かせて、さらりとメロウインストを演奏したり、アゲなラスト曲では緩急突けた演奏で逆におお盛り上がりになったりでもしや弓削さんそれも計算して仕込み?なんて。とっさのハプニングも楽しいステージに仕上げてしまう、ある意味実力の垣間見れる場面に遭遇できてよかったなぁと。またいつかステージを見れるの楽しみに。

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