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内容証明郵便の相談で考えたこと

以前受けたとある相談について書いていきます。
 
相談の内容はタイトルの通り内容証明郵便についてでした。
仕事を完成させ、代金を請求したにもかかわらず相手方が支払わないので内容証明郵便を送りたい、とのことでした。
 
私は先ず、どのような経緯で内容証明郵便を送ろうとするところまでに至ったのかについて相談者の話を聞きました。
 
相談者は、通常ある程度決まった相手と取引をするという仕事でした。
しかし、普段は取引をしない相手から仕事の依頼を受け、その結果今回の相談の状況になってしまった、とのことでした。
 
前述の通り、普段は決まった相手とだけ取引をするので、契約書や注文書の等の書面を取り交わすことがほとんどなく、今回の相談の件においてもやはり契約書等の書面を取り交わしていませんでした。
相談者は、「いつも取引をしている相手ではなかったので契約書などの書類を取り交わしておくべきだった」と後悔していました。
また相談者の話によると、お金がないので払えないということでもなさそうだ、とのことでした。
 


私は内容証明郵便についての説明をしましたが、同時に契約書の重要性について改めて考えさせられました。
ないお金を回収することは難しいですが、相談者の話の通り相手方に支払いが出来るだけのお金があるのであれば、事前に取り交わした契約書を活かした手段を取ることができたかもしれないからです。
 
業種によって日常の全ての取引について書面を残すことは難しいかもしれませんが、普段取引しない相手などで注意しなければならない場合によっては、契約書などの書面を取り交わすことを検討してみてはいかがでしょうか。
 
かやはら行政書士事務所では、個人間、又は事業者間のビジネス契約書を含む様々な契約書・合意書等の作成代行を承っております。
 
お気軽にご相談下さい。

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