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建設業許可の専任の技術者と学歴

このnoteでも過去に何度か書いていますが、建設業許可を取得するには「専任の技術者」が必要です。
そして、専任の技術者になるには以下の3つの条件のうち、どれかを満たさなければなりません。
 
(1)資格がある。
(2)実務経験がある。
(3)学歴と実務経験がある。
 
(1)については、資格を証明する書類(資格証や合格証)のコピーの提出を求められます。
(2)については、各都道府県によって多少の違いはありますが、10年分の実務経験があることを証明する書類の原本の提示、又はコピーの提出を求められます。
(3)についても、実務経験を証明する書類の提示、又は提出を求められますが、学歴を証明する書類の原本又はコピーの提出も求められます。
 
どのような学歴が必要なのかについては、各都道府県のホームページからダウンロードすることができる「手引き」に具体的な学部名などが記載されています。
 


そこに書かれている通りの学部名のある学校を卒業している場合は、特に問題はありません。
学校の卒業証明書を取得し、その原本を申請書の添付書類として提出します。
 
しかし中には「手引き」の記載の通りの学部名ではない学校もあります。
その場合はどうすればよいでしょうか。
 
少なくとも学校の卒業証明書は必要になります。
また、学校のホームページなどからカリキュラムが分かる場合は、そのコピーを提出させられる場合があります。
そして場合によっては、「履修証明書」の提出を求められる場合があります。
卒業証明書には履修した内容までは記載されていないからです。
 
学歴と実務経験による専任の技術者で建設業許可の取得を目指す場合で、卒業した学部名が「手引き」の記載にない場合は、事前に各都道府県庁に相談した方が良いと思います。
 
かやはら行政書士事務所では、建設業許可に関わる各種申請や届出書類の作成代行を承っております。
 
お気軽にご相談下さい。

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