多幸感
「世間にバレてきた」と地上波での生パフォーマンスも果たしたLucky Kilimanjaroのワンマン全国ツアーが本日から始まる!
大阪公演での封切りとなる予定でしたが新型コロナウイルスの感染状態を踏まえて延期(7/20振替公演)
5/30の名古屋公演からのスタートとなります!
個人的にもようやく!ようやく!2021/4/4の日比谷野外音楽堂で行われた「YAON DANCERS」で生Lucky Kilimanjaroを初体験…
2020年はコロナウイルスで幾度とライブが中止になり、4度目の正直で感動も一入でした…
今回はYAON DANCERSで生ラッキリを体験しての感想やセトリを追いながら今回のツアーの軸となるであろうアルバム「DAILY BOP」を咀嚼しつつ、Lucky Kilimanjaroの魅力を改めて語りたいと思います!
YAON DANCERS セットリスト
1.太陽⭐︎
2.Superfine Morning Routing⭐︎
3.Drawing!
4.FRESH
5.雨が降るなら踊ればいいじゃない⭐︎
6.初恋
7.とろける
8.Sweet Supermarket
9.ペペロンチーノ⭐︎
10. ON⭐︎
11.春はもうすぐそこ
12.アドベンチャー⭐︎
13.Do Do Do
14.Burning Friday Night
15.エモめの夏⭐︎
16.KIDS⭐︎
17.夜とシンセサイザー⭐︎
18.ひとりの夜を抜け
19.Super Star
20.350ml Galaxy
21.HOUSE
22.MOONLIGHT⭐︎
23.おやすみね⭐︎
(アンコール)
24.光はわたしのなか
25.君が踊り出すのを待ってる
⭐︎マークはアルバム「DAILY BOP」収録曲
「おはよう」から「おやすみ」までの生活感(アルバム咀嚼)
アルバム「DAILY BOP」は1曲目の「Superfine Morning Routing」に始まり「夜とシンセサイザー」「MOONLIGHT」「おやすみね」と“1日の流れ”のようなものを感じさせてくれます。
Vo.熊木幸丸氏も「今回のアルバムはより皆さんの生活の中に浸透するように意識して作りました」(意訳)とコメントされていました。
昼飯は「ペペロンチーノ」?という想像が出来たりと身近に感じられる名盤です
アルバムタイトルDAILY BOPの「BOP」とはBe-bopの省略形で「踊るのに適したアップテンポの曲」という意味から派生して“いい曲”“良曲”のような意味合いでスラングとして使われる言葉でもあります。
このコロナ禍でも生活感の中にある「踊る」はより一層に大事なものだと気づかせてくれます。
心がほっかほかに(ライブレポ、ネタバレ含む?)
2021/4/4 天気はくもりのち雨。
1週間前にリリースされたアルバムに「雨が降るなら踊ればいいじゃない」という楽曲が収録されていて野外ライブで天候は雨。メンバーに天気の人柱でもいるんですか?といった所業。
席番も最高で準備は万端!
ライオンキングの「Circle Of Life」のような民族的なSEが流れ始め、メンバーが登場。
一曲目の「太陽」が始まる前から繋がりが完璧です、もうそこからライブが始まっていました。
太陽が登れば「Superfine Morning Routing」前作「!magination」のリード曲「Drawing!」から縦ノリでフレッシュフレッシュフレッシュ。最高の朝を迎えるが天候は雨。でも、「雨が降るなら踊ればいいじゃない」
「初恋」「とろける」とメロウな時が過ぎながら「Sweet Supermarket」2人が楽しそうに買い物してる情景が浮かびつつ家に帰って「ペペロンチーノ」固めアルデンテ、みじん切り、バイトしてたからと愚直ほどの生活感からの「ON」
「春はもうすぐそこ」「アドベンチャー」と徐々にムードを上げながら「Do Do Do」“YAON踊れてる?”“それ私の!”と「Burning Friday Night」と日曜の夜を燃やしました。
「エモめの夏」「KIDS」「夜とシンセサイザー」とアルバム曲が続き、雨が強く降る中聞こえてくるイントロでテンションも爆発。
“僕があなたを忘れてからどれだけ汚れていったろう、何かを夢みていたのはずっとずっと昔のことのよう、大人になったフリをして全部わかったような口ぶりで、何かを忘れていたのです、ずっとずっと心の奥の方、今思い出して、踊るわけを、埃まみれ、僕の心を、呼び覚まして、僕もなれるかい?光あふれる眩しいアイツに”…「Super Star」!
「ずっとずっと昔のことのよう」⇔「ずっとずっと心の奥の方」
「今思い出して踊るわけを」⇔「埃まみれ僕の心を」ここの韻踏みもさることながら「僕もなれるかい?光あふれる眩しいアイツに→Super Star」の流れはもうラッキリ愛が溢れます。ふぅ…
「350ml Galaxy」「HOUSE」と家に帰ってもダンスダンスダンス
幸丸氏、ビール一気に飲み干すのかと思いました笑
そして鳥肌もんの奇跡が起きるのです…
「MOONLIGHT」「おやすみね」と本編ラストにしっとりと向かうわけですが、最後の「おやすみね」のパフォーマンス前にそれまでザーザーに降ってた雨がぴったりと止むのです…マジです、あそこにいた全員が証人です。マジでラッキリには天気の人柱がいます(たぶん)
アンコールではコロナ禍で1発目の楽曲「光はわたしのなか」を披露。こんな素晴らしいライブを体験できるのも医療従事者さんやいろんな方の力があってこそです。
本当の最後の最後の楽曲は「君が踊り出すのを待ってる」… …エモすぎるでしょ!!!
このライブが終わった後もラッキリが目指す「世界を踊らせる」は継続されていく、その因子になるのが今日のライブを体験した「君」であり私たちが踊ることがまた世界を踊らせることになる。
背中を押すだけ
君が踊り出すのを待ってる
君が歌い出すのを待ってる
君が歩き出すのを待ってる
69号室の住人(TOKYO MX)に出演した熊木幸丸さんが「踊るのは物理的なものだけでない」「踊るは途切れることなく何かがずっと続いてるイメージ」「聞いてる人が止まることなくずっと動けるような楽曲を」とおっしゃってました。
ライブを体験する前、楽曲だけしかLucky Kilimanjaroを知らなかった時に自分自身が持っていたイメージは変わることなく。ただ今回、実際にライブを体験して感じたのは、ラッキリが目指す「世界を踊らせる」ために人を動かす、肉体的ではなく心から人を動かしていく確かな力とその力は大きいものではなく温かみがあるからこそ、それが確かのものだと確信できたことです。
本日の名古屋公演はSOLD OUT!
自分も地元福岡のチケットは確保してます!
ぜひ皆さんにもラッキリのライブを体験してほしい!ライブに行けなくても楽曲を聞くきっかけだけでもいいので自分もみなさんを少しでも踊らせる側になりたかっただけです… では!
カヤフォン