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幅広い経験を積める環境で、厚みのあるエンジニアに【カヤックボンドではたらく #08】

今回インタビューしたのは、スペシャリストの荒川さん。

ゲーム開発エンジニアとして入社した荒川さんは、現在はサーバサイドエンジニアとして、利用ユーザー数千万人超の大手量販店EC決済アプリケーションのプロジェクトに携わっています。

ゲーム開発から業務系の開発へ。新しいジャンルに挑戦している荒川さんに、お話を伺いました。

荒川 貴司(あらかわ たかし)さん
職能:サーバサイドエンジニア
役職:スペシャリスト

エンジニア歴10年。ゲーム会社での開発経験を経て、2019年にカヤックボンドに入社。ゲーム開発エンジニアとして、さまざまな案件に携わる。現在はスペシャリストとして、大手量販店EC決済アプリケーションのプロジェクトに参画。PHPを使用したサーバサイド開発に取り組み、設計や取引先とのやり取りなど幅広く対応している。


キャリアを見据え、幅広い経験が積める場だと確信し入社

――カヤックボンドへの入社理由を教えてください。

いろいろな開発現場を経験できる点です。前職はゲーム会社で、開発エンジニアとして働いていました。自社の案件にしか携わる機会がなかったので、エンジニアとしての幅を広げたいと思い、転職活動をスタートしました。

いくつかの会社と面談しましたが、カヤックボンドは、多くの受託開発案件を取り扱っており、ゲーム開発案件の多さが魅力でした。


――入社後はどのような案件を経験してきましたか?

さまざまなゲーム開発プロジェクトで、サーバサイド開発やソーシャルゲーム開発、ゲームの公式サイトの開発などに携わりました。

特に印象に残っているのは、ゲームの新規開発に携われたことです。それまでは運用など一部分の開発しか経験できていなかったんです。

新規開発の場合、ある機能を実装するために何が必要かといった洗い出しをして、自分で課題を見つけなければいけません。オーダーに対応するために案を出す機会が多く、エンジニアとして大切なノウハウや知識を身につけられました。

半年ほど前からは、大手量販店EC決済アプリケーションのプロジェクトに携わっています。


決済アプリ開発に挑戦して半年。エンジニアとしての幅が大きく広がりつつある

――ゲーム開発から離れ、別ジャンルの決済アプリケーション開発へのチャレンジを決めた理由を教えてください。

自分のキャリアを見つめ直し、ゲーム開発以外の経験を積んだ方がよいと思ったからです。経歴を振り返ったときに「ゲーム開発1本で大丈夫なんだろうか」と思うようになり、他のジャンルにも挑戦し、エンジニアとしての幅を広げたいと考えるようになりました。

ちょうど3年ほど携わった案件から離れるタイミングで、上司から今のプロジェクトへのアサインを打診され、思い切って挑戦することにしたんです。


――今のプロジェクトでの役割についてお聞かせください。

サーバサイドエンジニアとしてプロジェクトのまとめ役をしています。PHPでコードを書きつつ、チームメンバーの進捗確認やクライアントとのやり取りなど幅広く担当しています。

開発体制は100名以上の大型プロジェクトで、1機能ごとに5〜6名の開発チームがあり、3〜4チームが並行して開発を進めている状態ですね。私はその中の1つのチームに属しているのですが、たまに他チームの方からも相談を受けることもあります。


―今のプロジェクトとゲーム開発では、どのような違いがあるのでしょうか?

複数チームの連携が必要な点と、より慎重な開発が求められる点です。

ゲーム開発では、リリースに向けてみんなでつくり込むというシンプルな流れで開発していました。

今の決済アプリの開発プロジェクトは、いくつかの開発ラインが同時進行しています。

今のプロジェクトでは、機能ごとの互換性やドキュメントの差分に気をつけなければいけません。100名以上の人員がいる大きなプロジェクトなので、クライアントや外部のエンジニアの方など、複数チームと連携して、認識を合わせながら開発を進めています。

もし自分の担当している箇所の開発が遅れたり、報告に誤りがあったりすると、プロジェクト全体に大きな影響を及ぼします。スムーズに開発が進むよう、状況を先読みして早めに取り組んだり、チームメンバーに声をかけて進捗を把握して慎重に進めています。

それ以外にも、決済アプリはお金に関わるものなので、ゲーム開発よりもシビアな部分があります。エラーなどが発生しないようテスト項目が多く、テスト期間も長くなる傾向にあるんです。スケジュールを守りながら高い精度で業務を進めていく必要があり、プレッシャーも大きいですが、みんなで協力して乗り越えています。

ゲーム開発とは違ったコミュニケーション能力やタスク管理能力が求められるので、大変だと感じることもありますが、視野が大きく広がり、エンジニアとしての厚みが増したと考えています。

それぞれ開発の進め方に違いはありますが、カヤックボンドに入社してからのゲーム開発プロジェクトで培った、タスクの洗い出しやコードレビューの知識など、今のプロジェクトでも役に立っていると感じることもたくさんあります。


――新しい経験が、すごく成長につながっているんですね。まとめ役として他のメンバーに接するときに、心がけていることはありますか?

フラットで話しやすい雰囲気を出せるよう、話し方などに気をつけていますね。一方的に指示するのではなく「このやり方だったら上手くいきそうだよ」とアドバイスするようにしています。

威圧感が出てしまうと、進捗が遅れていたりしても、メンバーがなかなか言い出せないと思うんです。逆に「この人話しやすいな」と思ってもらえれば、何か困ったことがあればメンバーの方から気軽に相談してくれるはずです。その結果、万が一トラブルがあったとしても、早めに対応できてスムーズにプロジェクトが進みます。

経験を武器にリードエンジニアとして活躍したい

―エンジニア歴10年とうかがっています。学び続けるモチベーションってどのあたりにあるのでしょうか?

開発が好きだからというのが一番ですね。自分でいろいろ工夫してつくったプロダクトが思った通りに動くとすごく嬉しいし、モチベーションになっています。

子どもの頃からものづくりが好きで、プラレールやプラモデルを夢中でつくっていたこともあります。完成して動いた時の感動は、今でも覚えています。高校を卒業して初めてプログラミングに触れた時も、とてもわくわくしました。そういった気持ちが根底にあります。


―今後の目標について教えてください。

今のプロジェクトでのまとめ役の経験を活かし、リードエンジニアとして成長することです。メンバーとのコミュニケーションを大切にできるリーダーを目指しています。

ゆくゆくは、ゲーム開発のプロジェクトチームを率いるリードエンジニアになれたらと考えています。もともとゲーム開発がしたくて入社したので、チームをリードして面白いゲームをつくりたいです。今のプロジェクトでのスケジュール管理や外部とのすり合わせの経験は、ゲーム開発の案件でも活かせるはずだと考えています。

技術的なところでは、インフラ周りにもう少し強くなりたいです。インフラは特定の人しか触らない部分ではあるのですが、やはりプログラムを動かす基盤となるものなので、知っておくと仕事の幅が広がります。

―最後に、転職を考えているエンジニアの方にメッセージをお願いします。

カヤックボンドはいろいろな分野の案件に挑戦できるので、将来的にマルチに活躍したいエンジニアの方には、ぴったりの会社だと思います。

社員のチャレンジを大切にする社風なので、「新しい技術を身につけたい」「このジャンルの開発に携わりたい」といった相談がしやすい環境です。

私自身も大きな案件に携わるチャンスをもらえ、エンジニアとしてすごく成長できていると感じています。

また、カヤックボンドのエンジニアのキャリアパスは大きく、技術メインでキャリアアップする「専門職」とマネジメントメインでキャリアアップする「管理職」の2つにわかれおり、希望するキャリアパスを選べます。私は専門職として、これからも技術を磨いていきたいと考えています。

キャリアパスの自由度の高い職場を探しているエンジニアの方は、ぜひ一緒に働きましょう!

—本日はありがとうございました!



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【編集/ライティング】川瀬 ゆう
【撮影場所】 WeWork Hibiya Fort Tower