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Filament インターンシップ(10日目) ~プロの事業アイデアを交えながら~

インターンシップ最終日の10日目は、6日目に僕がお題を頂いた『"あるテーマ"で新しい事業アイデアを考える』について、Filament CXO(Chief eXperience Officer) 佐藤さんver.の事業アイデアを交えながら、追加のご指南を頂きました。頂いたご指南と感じたことを整理して書きたいと思います。

1.まず発想が先!(テンプレートは二の次)

佐藤さんver.では10個程の事業アイデアが提案されていました。そのアイデア群は、"課題の大きさ"と"システムの大きさ"を2軸に取ったマップで整理されていました。それを見て、僕はまた安易な質問を投げかけました。
 「事業アイデアを考える時は、こういうテンプレートを使うんですね」

それに対してCXO 佐藤さんからは
 「そうではない。まず"発想"が先であり、発想内容を整理するために、
  この2軸を取っているだけである。コンセプトが変われば軸も変わる」
とまず一言頂き、続けて以下のご指南を頂きました。

★テンプレートは便利だが、テンプレートを使った瞬間"穴埋め問題"になる
★”穴埋め問題(※)”では"他の人が考えないようなアイデア"に繋がらない
※与えられたテンプレートの条件に合う答えを探す様なやり方

インターンシップ中に、Filamentで推奨しているアイデア発想法
 ➡STORY CARD METHOD(ストーリーカードメソッド):SCM
を学ばせて頂く機会があったのですが、佐藤さんから
 「ここでもそれを頭の中でそれをやるんだよ!」
との言葉を頂きました。この言葉で、

 "そういうアイデア発想法は腰を据えてやるもの"という
 よく分からない先入観に囚われている自分がいること

に気が付くことができました。SCMを実際にワークショップとして実施する時には、"社会課題カード""トレンドカード"を使いますが、確かにわざわざカードを用意しなくても、これは頭の中で出来ます!

言われると当然なのですが、これまで自社(電機メーカー)でも"アイデア発想法はワークショップ形式で学ぶものだった"こともあり、知らず知らずの内に先入観が形成されていた様です。今回取っ払うことが出来て良かったです!

2."画面に向かうだけ"では新しい発想は生まれない

1つ先入観を取っ払うことが出来た僕は、少しだけホクホク(?)しながらも、更に安易な質問を重ねます。(最終日ということもあり突撃です!"笑")
 「まだまだ自分の中の引き出しが少ない故に、"社会課題"や"トレンド"の
  キーワードが枯渇した際はWeb検索する感じでも良いのでしょうか?」

それに対して、CXO 佐藤さんからバシッと刺さる一言を頂きました。
 「画面に向かった時点で"他の人と同じことをしているだけ"になるよ」

  。。。(´ཀ` ;)

 「画面に向かった時点で"他の人と同じことをしているだけ"になるよ」
頭の中で、佐藤さんの一言が木霊しました。

インターンシップ6日目7日目の学びにも繋がりますが、佐藤さんに頂いた言葉を反芻しながら、だからこそ、
  "日々の気付きを通して、世の中の変化を捉えていく"と共に、
  "自身の中に雑味(多様な引き出し)を取り入れていく"ことが大切

なのだと、改めて感じた場面でした。

所感になりますが、僕は「分からなかったら、まずググる」という言葉と共に学生生活を送ってきた人間です。("ググる"はもうは死語?の様ですが...)
"分からないことを調べるの1つ手段"でしたなかったはずの"ググる"という手段が便利過ぎて、知らず知らずの内に依存していたのかもしれません。
以前、UXDを学ぶ中で知った「不便益」という言葉が思い起こされました。
(参考:不便益システム研究所「不便益を知る!」)

3.改めて感じた世の中の"価値観"変化

Filament CXO 佐藤さんに話を伺いながら、世の中がSDGsに沿って動き始めていることを改めて強く感じました。例えば、僕は以下のECサイトやコラムに強い魅力を感じたのですが、皆様はどう感じますでしょうか?

僕は"僕自身がこれらに魅力を感じた"ことから、ユーザー(購入者)側の価値観も今後どんどん"SUSTAINABILITY(持続可能性)"を軸としたものに変化していくのだろうと感じると共に、この"世の中の価値観変化"にいち電機メーカー社員として追従し切れていなかった自分に焦りを覚えた次第でした。
(ただ、今回気付くことが出来て良かったです!)

[1]CRAFT FISH(株式会社さかなファーム)※ECサイト
SUSTAINABILITY(持続可能性)を一つの軸とした上で、新しい魚文化・新しい食の楽しみ方を提案するECサイトとその運営元です。

[2]patagonia(パタゴニア) ※創業者コラム
パタゴニア創業者が地球の環境劣化に対する憂いと、それに対する取り組みとして「食品を取り扱い始めたこと」について書かれています。

(どちらか片方でも、もし良かったら見てみてくださいね♪)

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本日がインターンシップ最終日でしたが、最後の最後まで学びが絶えませんでした。ただ、この2週間で"指摘され尽くしている"訳はないと思うので、このインターンシップでの気付きを入り口に、今度は自分自身で”先入観や至らない点に気付く”ことが出来る様に日々行動していきたいと思います。
Filamentの皆様、2週間本当にありがとうございました!!)

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