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雑談用のチャネルを作って共創を後押しする ~新規事業創出プログラム運営での気付き~

日頃、"新規事業創出プログラム"の運営に関わっています。このnoteでは、日頃プログラム運営を行う中で「こういうポイントに配慮すると良いかも!」と気付いた内容を備忘録的な意味合いも込めて書いていきます。玉石混交かもしれませんが、何か参考になる部分があったなら幸いです ^^

目次を以下を参照ください♪^^

1.こういうことってありませんか?

新規事業創出プログラムを運営する中で、各テーマが日々の検討を行うグループ(slackやTeamsグループ)の構成はどのようになっていますか?

この点に関して、初期のプログラム運営で意外とやりがちなのが「事務局連絡用チャネルと、各テーマの検討用チャネルのみでグループ(slackやTeamsグループ)を作る」ということです。

(事務局連絡用チャネル・各テーマの検討用チャネルのみ、どこか寂しくないでしょうか?)

繰り返しになりますが、確かに
 [1] 事務局連絡用チャネル
 [2] 各テーマの検討用チャネル
があれば、必要十分なチャネルは揃っている様に感じますし、実際に運用する中において【不便】を感じることはないかもしれません。


推進テーマが複数ある場合、上記2タイプのチャネルを立ち上げただけで5つとかチャネルが出来るため、見た目的にも十分な感じになりますよね。

2.ただし、それだと…

確かに【不便】はないかもしれません。しかし、上記の様なグループ(slackやTeamsグループ)だと欠けているものがあります。それは、テーマが異なる参加メンバー間で交流や共創を行う(そのキッカケとなる)場です。

各テーマのリーダーはグループを跨ったワークなどで代表して発言する機会があるので一定の発信機会は確保されますが、それでも自テーマの内容を軸にした会話に留まりますし、各テーマのメンバーに至っては、自テーマを跨っての発信の機会は更に少ないのではないでしょうか?

お互いに発信・交流をする機会が乏しい状態のままだと、(別noteで紹介した様に) 各テーマの検討用チャネルを1つのグループ上に統合し、お互いに確認し合える状態にしていたとしても、その状況を有効に活用し切れない状況になりかねません。

お互いのテーマの状況は分かっていても、これまで発信する機会がなく自分の存在を示せていなかったり、他メンバーの人となりが分かっていない状況だと積極的に関わることは遠慮してしまいがちになりますよね。

3.じゃあ、どうしたら良いの?

タイトルの通りで「雑談用のチャネルを作る」のが望ましいと考えます。

ここでの"雑談用のチャネルを作る目的は 新規事業創出を検討するグループの参加メンバーひとり一人が立場を気にせずに発信できる場を作ることです。(ここでの発信には「投稿内容へのコメント」まで含みます)

(雑談用のチャネルを1つ作って置く)

「その雑談用チャネルの雰囲気(ルール)は?」と聞かれたとするならば以下の様なイメージです。

雰囲気(ルール)をグループの参加メンバーに認知させる場合は、投稿に関する強制感が出ない様に注意したいですね。

<雑談用チャネルの雰囲気(ルール)>
①誰が投稿しても良い
②投稿内容は見たい人が見れば良い
③投稿に対して気軽にコメントして良い

その雰囲気の中でやりとりする内容については、例えば
 👉テーマには直接関係ないけど印象的な情報の横展開だったり、
 👉他のグループに聞いてみたいことの発信だったり、
 👉自テーマの推進の中でゲットした耳よりな情報の横展開だったり、
とかをイメージして頂くと良いかもしれません。

主には「誰かに対して直接発信する程のものではないけど、目に留まったら見て貰えたら良いかな?」というレベル感の情報ですね~

こういう場を通じて、お互いに情報を発信することに慣れたり、投稿へのコメントを通して参加メンバー間で交流しながら人となりを掴んでいくことが出来れば、別の推進テーマに対して直接耳寄りな情報を展開する・連携するなどの一歩踏み込んだ共創的な対応も生じやすくなる様に思います。

また、ここまでに書いた内容の他に、2点のメリットがある様に感じるので参考として書いておきます💡

ここまでの内容は、参加メンバー間での "共創を後押しする" ということを主軸としましたが、その他にも例えば以下2点のメリットを感じます。

■メリット①
事務局は何かと工数不足に陥りがちかと思いますが、参加メンバーからも "気付きに繋がる情報" を積極的に発信して貰える様になると、純粋に検討グループ内の情報のリッチ度も上がっていきます。色んな視点で情報展開が行われることで、偶発的な気付きも生まれやすい場になります💡

■メリット②
これは自分の話になりますが、新規事業検討で右往左往を続けていると "自分自身に対する承認感が減る" ということが起こります。その中で、この様な場での発信の機会があると、
 ・自分の発信情報が誰の役に立っているのを感じたり、
 ・他メンバーがフラットに自分の投稿にコメンするのを見て安心したり、
が出来るので、落ちがちな自己承認感のフォローに繋がります💡

4.雑談用チャネル運用におけるワンポイント

とは言え、"雑談用チャネル"という枠組みをただ作っただけでは、そのまま塩漬けになってしまいますので、運用当初においては事務局メンバーから意識的にフォローしていくことが大切です。

ここでは "意識的なフォロー" について、3つ紹介しておきます。

<雑談用チャネルに対するフォロー>
①まずは事務局メンバーから発信する
②投稿に対して事務局が率先してコメントする
③有益な情報を見かけた時には横展開を促す

①まずは事務局メンバーから発信する

「どんなレベルの内容のやりとりを行う場なのか?」を示そうと思う場合、説明するよりも実際の投稿を見せるのが一番だと思います。ですので、まずは事務局メンバーから雑談用チャネルに対して発信するのが大事です。

ただし、事務局メンバーから連投し過ぎると、「事務局が発信するん場所なんだ~」という先入観を与えるので、事務局から具体例としての投稿を2~3程度行った後は、参加メンバーからの投稿を引き出していきたいですね!

これは副次的な効果になりますが、事務局メンバー側にとっても「個として情報を発信する場がある」と、日々触れる情報に対するアンテナの高さや感度が増すように思います。

②投稿に対して事務局が率先してコメントする

事務局メンバーは、投稿してくれた人に対して "投稿への御礼としてのコメント" を残すことが、雑談用チャネルを有効なものにしていくにあたって大事かと思います。

投稿しても誰からコメントが無ければ、「役に立たない情報だったかな?」、「こういう情報は求めてなかったかな?」と投稿者も疑心暗鬼になります。ハードルを一歩超えて投稿してくれた人がそういうマイナスの状況に陥らない様に、特に運用序盤では事務局メンバーから「面白い情報ですね!」というメッセージングを意識的すると盛り上がりに繋がります。

あくまで "投稿への御礼としてのコメント"であり、「投稿ありがとうございます」と書く訳ではないです。 投稿者が投稿してくれた行為ではなく、投稿してくれた内容にスポットを当てることが大事かと思います。

③有益な情報を見かけた時には横展開を促す

「何でも良いよ」と発信していたとしても、雑談用チャネルに投稿することに対して多くの人はハードルを感じると思います。そのため、序盤においてはハードルを越えるための後押しを行っていくことが大事です。

具体的には、各テーマ個別の壁打ち等の中で有益な情報を見かけた時に、
「この内容は他のテーマにとっても役に立ちそうですね」
「横展開してみると喜ばれるかもしれないですね」
と声をかけるイメージです。事務局メンバーからのお墨付きを添えてあげることで、投稿へのハードルを大きく下げることができます。(最初の一歩さえ超えれば、2回目以降の投稿は各段やりやすくなりますよね~)

なんなら最初は、「この情報、他メンバーにも喜ばれそうなのでこちらで横展開してみても良いですか?」と事務局メンバーから声をかけ、事務局側から「**さんが紹介してくれた情報が魅力的だったので、横展開しますね♪」と**さんの名前をしっかり出しながら代理展開するのもアリです。

4.まとめ

このnoteは「各テーマが日々の検討を行うグループ(slackやTeamsグループ)の構成はどのようになっていますか?」という問いを入り口に、

必要なチャネルを意識しながら順々に立ち上げていった場合、各テーマ間での交流・共創に繋がる場を準備することを忘れがちである点に触れながら、「雑談用のチャネルを作って共創を後押しする」ということをオススメさせて頂きました。

また、オススメに合わせてここで想定する雑談用チャネルの雰囲気👇や、

<雑談用チャネルの雰囲気(ルール)>
①誰が投稿しても良い
②投稿内容は見たい人が見れば良い
③投稿に対して気軽にコメントして良い

雑談用チャネル運用における序盤でのフォローのポイント👇を紹介させて頂きました!^^

<雑談用チャネルに対するフォロー>
①まずは事務局メンバーから発信する
②投稿に対して事務局が率先してコメントする
③有益な情報を見かけた時には横展開を促す

こんな内容を以下の目次に沿って、定期的に発信していきたいと思うのでもし興味があれば覗いてみてくださいね♪

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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