サーキュラーショップ 『トトン』 前編
富山市出張の折に、サーキュラーショップ『トトン』に足を運びました。その中で見聞きしたこと・感じたことを整理して備忘録的に記載します。
(なお、写真はスタッフさんにしっかり許可を頂いて撮影しています!)
1.サーキュラーショップ『トトン』の概要
2022年9月に "株式会社 米三(コメサン)" が保有していた2階建ての倉庫をリノベーションすることによって誕生したショップです。サーキュラーショップという名の通り、環境に配慮しながらものづくりされたアイテムの数々が並んでいました。
並んでいるものは、家具などの大きなものから食器やエコバッグ・アクセサリーなどの日用品まで多岐に渡っています。
(ショップの内装や扱う商品群については是非HPを参照してください👇)
2.『トトン』を体験する中で印象に残った点
『トトン』に足を運び、商品に触れる中で "目に留まるポイント・感じること" はひとそれぞれかと思いますが、筆者が特に印象に残った点を3点にまとめて、備忘録的に紹介します!
(なお、『トトン』に訪れた筆者のステータスは以下です📊)
🚩1点目:お手洗いの構成/設備
ショップに置かれていたものはどれも興味深かったですが、サーキュラーエコノミーについてまだまだ体感が不足する自分にとっては、実際に利用することが出来る『トトン』のお手洗いの構成/設備が印象に残りました。
まずお手洗いの扉ですが、"取っ手"を担うモノから刺激的でした。
・入口側:何かの引き出し?だったと思われる板
・出口側:すでに使い古されたパイプ状の取っ手
扉の前に立った状態での初見では「引くのか?押すのか?スライドするのか?」も分からず、一瞬戸惑ったことも印象に残る後押しとなりました。
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そして、次に出迎えてくれるのは姿見用の鏡です。この鏡には鏡台が転用されていました。
鏡台は基本的に"鏡の部分"と"引き出し部分"の大きく2つで構成されていますが、ここではそれぞれが切り離され、
・鏡の部分 :"立った状態"の上半身を写せる姿見用の鏡
・引き出し部分:手洗い用のシンクやお手洗い関連の収納棚
として使用されていました。
本来なら、("引き出し部分"と合体するために存在する) ”鏡の部分”の凸部は綺麗に削り取られており、表面も丁寧に研磨される一方で、塗装の塗り直しまでは行わずに元の木目が顔を覗かせている点に趣を感じました。
🚩2点目:木彫りの熊 (アクリルペイント ver.)
2点目は『トトン』の入り口に近いところに置かれた"木彫りの熊"を紹介します。《木彫りの熊をもう一度リビングへ》というコンセプトを元に作られた商品です。
筆者が幼少の頃に通っていた祖父母の家の玄関には、まさに右手前に置かれている様な"木彫りの熊"が鎮座してこともあり「昔の置物」という印象が強かった"木彫りの熊"ですが、『トトン』には「そんな印象」を払拭する様な 新たな生を授かった"木彫りの熊" 達が鎮座していました。
鎮座するのは、回収された従来の"木彫りの熊"に対してアクリルペイントを施した熊達。アクリルペイントによって新たに与えられているのは、パステル感のある色合いだけでなく表面の丸み。元々持っていた勇ましさが、丸みを帯びることで優しさを伴う無邪気さに変わっており、筆者としても「これなら自分も家に置いても良いかも」と感じるところがありました。
(少しお値段が張ったので、即決は見送りましたが今も気になってます💸)
🚩3点目:椅子から変身した机
3点目として紹介するのは、2階のコワーキングスペースに置かれていた机です。もちろんただの机ではなく、使われているフレームはもともと椅子のフレームだったもので、その上に板を配置することによって机に変身していました。
安定感や強度の観点から添え板がなされており、少し体重をかけながら触っても安心感を覚えるしっかりした机となっていました。
もともと椅子であったが故に、奇妙に飛び出た4本の触覚を有していますが、コワーキング利用者目線でみるとカバン掛けとして使えますし、もちろん傘や杖掛けとしても使えます。また、複数の利用者が隣り合っている時には、隣の利用者との緩い境目の役割も果たしてくれそうです。
一見奇妙に見えるこの机を眺めつつ、筆者としては "コワーキングスペース用の机としてはこれ以上ないくらい優秀な机" となる可能性を感じました。
(皆さんはこの奇妙に飛び出た触感を何に使いますか?^^)
3.『トトン』を体験して感じたこと
実際に商品に触れながらスタッフさんの話を聞きながら滞在した時間はわずか2時間ほどでしたが、この2時間を通じて筆者としては「サーキュラーエコノミー普及に向けて私たちが持つべき3つのこと」を感じた次第です。
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☆サーキュラーエコノミー普及に向けて私たちが持つべき3つのこと☆
➡《モノの多様性を受け入れる》姿勢を持つこと
➡元来持っていた特徴の内、《活かす部分を見極める》こと
➡積極的に"それ"に対する《用途/意味を見出して》いくこと
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『トトン』での体験を振り返る中で、 まるでアトラクションの様なとても刺激が多い空間 だったなと改めて感じる次第でした。その場で感じる違和感や気付きを覗き込めば視野を広げるキッカケになる のではと思います。
メーカーのエンジニアにおいては「"サーキュラーエコノミー"って最近聞くけど、実際どんなんだっけ?」って思われている方は多くいるのではないかと思いますが、もし良ければ足を運んでみてはいかがでしょうか?
4.おまけ (世紀末感のある植木鉢🌳)
2階のコワーキングスペース中央に「使用済みのベットを植木鉢に変身させた置物」があったのですが、世紀末感も相まって個人的には面白かったです。人類がいなくなった後の世界が実写化されたような状況でした。
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備忘録的に書いているところもあり、読みづらい部分もあったかと思いますが、最後までお読み頂きましてありがとうございました!✨
ご興味を持たれた方がいれば、是非ご自身で足を運んでみてください♪
(【後編】もありますのでもし良ければ 🙇)