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おまけ「共創×ファシリテーション」で共有した"ファシリテーションの失敗談"

■始めに

本noteは、以下の本編を書くにあたって生まれたおまけnoteです!

上記のイベントでは "は参加者同士の交流を兼ねたワークショップ" があったのですが、ここでのワークショップでは「ファシリテーションの失敗談」を語るグループに自分は参加しました。その際に、自分が他の方にシェアした「ファシリテーションの失敗談」をこちらのnoteに整理しています!

( 駆け出しファシリテーターの自分は、まだまだ失敗しまくりです!(; ・`д・´)ノ )

■自分がシェアした3つの失敗談

以下3つの失敗談を順番に紹介します。

~シェアしたファシリテーションの失敗談(3つ)~
①ひとりファシリテーションで進行に偏りを生む
②無記名に対する説明不足で参加者にモヤっとさせる
③ブレイクアウト使用時にワークの解像度がブレる

①ひとりファシリテーションで進行に偏りを生む

日頃ワークショップを行う際には無記名の付箋を使って行っていました。
その際、会話を促すことを目的にファシリテーターとして「この付箋が気になりました〜」などのゆるい発話を行う様にしていたのですが、どうしても自分の嗜好に影響を受ける部分がある様で、あるワークショップのタイミングで「取り上げる付箋に偏りがある」というフィードバックを頂く機会がありました。

自分ではワークショップ全体を通して、参加者の発話量のバランスを取ることを意識はしていました。ただ、頂いたフィードバックを踏まえ「取り上げる付箋」というポイントに絞って、ワークショップを振り返ってみると確かに偏りが生じてしまっている現状がありそうでした。

参加者により心地よい気持ちでワークショップに参加して貰える様にするべく、本点について対応を改めることを考えました。

最初は(会話の入り口として)取り上げる付箋を選ぶ際に意識をしてムラが生じない様に意識をしていましたが、ワーク中の付箋が無記名であるが故に、どうしても偏りの様なものを感じざる得ないのが正直なところでした。

試行錯誤の末、今はファシリテーターを2名体制にすることによりカバーしています。自分と少し付箋の拾い方が違う方と連携してファシリテーションに臨むことで、参加者から見てもより公平感のあるファシリテーションを演出出来る様になったのではないかと思います。

どのポイントを押さえていれば、参加者一人ひとりが「自分もワークショップにちゃんと参加出来たと思えるのか?」について、参加者の立場に立ってしっかり考える必要があることを改めて感じた次第でした。

②無記名に対する説明不足で参加者にモヤっとさせる

自分が企画するワークショップにおいては、場に投げかけられたコメントが属人化することを防ぐために、付箋は無記名としていました。

無記名とすることで、1人の参加者が沢山付箋を出しても目立つのを防ぐことが出来たり、逆に付箋の数が少ない人がプレッシャーを感じることを防ぐことが出来るように感じ、無記名で書くことの効能をワークショップの回を刻むごとに強く感じている次第でした。

ただ、あるワークショップで無記名で付箋を作成することに対して十分な説明を行っていなかったが故に、ワークショップ終了後に「無記名だとワークショップがしにくい」というフィードバックを頂く機会がありました。

この意見を受けて、自分の中で無記名が当たり前になっていく中で、「なぜ付箋を無記名としているのか?」について参加者への説明が蔑ろになっている自分に『ハッ』と気がつきました。

それ以降、上述に挙げた様な「なぜ付箋を無記名とするのか?」について、狙いや効果を予め十分に説明することにしました。

また、参加者が1人1枚出すことが決まっている "ワークショップにチェックインする際の付箋やワークショップ終盤での感想のシェアする付箋" は記名にするなどにより "1から10まですべて無記名で対応する" ことを避ける構成にしました。

本点を振り返りながら、今後のワークショップにおいても「参加者に対して自分の当たり前を押し付けていないか?」ということはしっかり顧みながらワークショップを設計していきたいと思う次第でした。

③ブレイクアウト使用時にワークの解像度がブレる

参加者数が少し多くなったオンラインのワークショップにおいて、ブレイクアウトルームを使う機会があった際の出来事でした。

10名弱の方が参加しているワークショップにおいて、参加者の発言量を最大化したいという思いから、冒頭説明後 早々にブレイクアウトにて参加者を数グループに分けてワークを開始したのですが、各グループ間でのワークの解像度が合わないということが生じました。

( その「問い」はどこまで"解体"するのか? )

例えば、幸福を感じながら働くためには?というお題に対して、「職場や上司が大事」という形で、"幸福を感じながら働くための【要素】" を抽出したグループもあれば、「上司との "この様な" 関係性に基づくコミュニケーションが大事」という感じで、"幸福を感じながら働くための【具体的なシチュエーション】" に基づく会話を行っているグループもありました。

(なお、自分が当初期待していたのは後段の様なアウトプットでした)

本反省を受け、参加者間での発言量を多くすることはもちろん意識しつつも、各グループでのアウトプットの解像度を揃えて、ワークをシェアした時の参加者それぞれの気づきの機会を最大化することを狙って、ブレイクアウト前に一度全員で同じワークを行う様にしました。

参加者全員(例えば 10名弱)で同じワークを行うと、そのワークにおけるひとり一人の発言量はどうしても少なくなってしまいますが、以降のブレイクアウト時の会話の解像度を合わせることができるので、ワークショップ終盤に各グループが順番にワークの内容をシェアした際に、参加者それぞれが気付きの機会は得やすくなる様に感じています。

「発言量を最大化するのか?気づきの機会を最大化するのか?」、何を最大化するのか?言うなれば、KPIを何にするのか?によって、ワークの設計が変わることを感じた瞬間でした。

( 例えは "ここまで" 解体することを全員ワークで認識合わせ )

以上が自分がシェアした「ファシリテーションの失敗談」です!

~シェアしたファシリテーションの失敗談(3つ)~
①ひとりファシリテーションで進行に偏りを生む
②無記名に対する説明不足で参加者にモヤっとさせる
③ブレイクアウト使用時にワークの解像度がブレる

■最後に

本noteは、以下の本編を書くにあたって生まれたおまけnoteですので、もしこちらを先に読まれた方でご興味がある方は以下のnoteも合わせてご参照ください!✨

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p.s.
2022年10月からマネジメントに挑戦することになったことを期に、"マネジメントに臨む中での学び" を細々とツイートしています。もし自分の文章に面白味を持って頂けた際には、以下Twitterも覗いて頂けると喜びます ^^


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