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Xデザイン学校 #03(7/31) 振り返り   ~未来・世界観を考える意味~

2021年度 Xデザイン学校 大阪分校 ベーシックコースにおける #03/エスノグラフィ(7/31)の中での気付きを軸に振り返りを書きたいと思います!
※Xデザイン学校については以下リンクを参照

1.自分の立ち位置の再把握

現在、本講座では「ある企業の新規サービスを考える」というお題を頂いており、現在は ”ある企業”のビジョンやパーパスを踏まえながら、自分(達)が作りたい未来・世界観を考える ということに取り組んでいます。

ただ、自分自身これまで"未来・世界観を考える"ということを意識的には行ってこなかったため、これまでの検討では非常に薄いものしか出て来ず、葛藤している状況です。

これについては "そもそもこれまで意識して考えて来なかった" が葛藤のベースとしてありながら、これに拍車をかけているのは ”職務として新規事業検討に関わる自身の文脈” であるということを感じています。

日々の新規事業検討においては、各員が自身の原体験を元に持ち寄った着眼点を入口に、「顧客と課題を明確にする」「ヒントは現場にある」を合言葉に"現場を知ること"に重きを置く活動を行っております。

自社での取り組みにおいては、各員が自社のビジョン・パーパスに暗黙的に沿った上で、”(その分野における)自分が作りたい未来・世界観”がある程度存在する状態で臨んでいることから、見た目の上の第一プロセスは「顧客と課題の明確化」でした。

一方で、Xデザイン学校でのお題は、まず
 [1]”ある企業”のビジョン・パーパスを踏まえる ※自社ではない
 [2]自分達が作りたい未来・世界観を考える ※”日頃の関心外(かも)
となっており、今まで暗黙的に対応していた部分に対して意識的に考えることが求められる状況に置かれています。

その中で、特に[2]は自分の未熟さを常々感じている部分があり、今回「新規サービスを考える」ということを軸足とした場合に、”作りたい未来・世界観”を考えるための材料集めを半ば外に求めている部分がありました。

そのため、"未来・世界観を考える"という取り組みにおいては、別noteに吐露した葛藤の通り、
 ◇対象企業の現販売物を購入して、自分や家族と実際に試してみる
 ◇業界トレンド理解のために、その業界に関する書籍を拝読する
という活動を中心としていました。

上記活動もおそらく間違いという訳ではないのでしょうが、どうしても”表面的で間に合わせ的”な対症療法の域を出ない様に感じ、”自分(達)が作りたい未来・世界観を考える”という中においては、あまり推進力になっていない様に感じているのが正直なところでした。

2.本講座を通しての気づき

上記の様に、自分の立ち位置を再把握しながら、講座を内容を咀嚼することにより、お題に対する向き合い方が変わる2点の気づきがありました。

<気づき①>
「ある企業の新規サービスを考える」というお題を通じ、自分の中にある経験の紐解き方、および整理・解釈の仕方(つまり自分の概念化プロセス)に向き合うことが求められている。

<気づき②>
まだ見ぬサービスが "スケールする" との確証を得るにあたって必要なもの(の一つ)が、自分達が作りたい未来・世界観である。

以降では、その気づきの内容について補足したいと思います。

3.<気づき①>について

気づき①のキッカケは、講師の方からの以下2点のコメントです。
「君は参加者になっていないのだと思う」(自身の葛藤noteに対して)
「みんな豊かなものを持っているはず」(全体に対して)

一つ目のコメントに対しては、自身が上述の通り状況であったこともあり、「まさにご指摘の通りだな」と感じながらも、「”これから”自分が参加者になるための活動をせねば(例:関係者へのヒヤリングなど)」との思考であり、"自分の中には材料がない" という思考のままでした。

ただ、講座後に二つ目のコメントを咀嚼しながら、このお題に臨むにあたっては まずは”自分の中にある経験”を紐解き、整理・解釈ことによって(お題に対する)未来・世界観を考える という姿勢が求められているのだと考えるに至りました。

正直なところ、”自分の中にある経験”については今時点では不足があると思いますし、並行して"新たな経験を取り込んでいく"ことは求められているのだと思います。

ただ、最初から自分が持っているものを見限らず、焦って外に走らず、まずは”自分の中にある経験の紐解き方、整理・解釈の仕方(つまり概念化の仕方)”に向き合う。

それにより、その前段階である "世の中への触れ方、触れたものの自分の中への取り込み方について気づきを得て磨いていく" ということが、今の自分には必要であると感じています。

4.<気づき②>について

今回のお題への取り組みにあたっては、”スケール”を意識することがmustとなっていますが、未来・世界観を含めた思考の材料を外に臨むという取り組み方法であった場合、
 ・明らかに市場規模が大きそうな視点は多くの企業が取り組んでいる
 ・少し視点を変えたものはスケールする確証となる情報から得られない

という自己矛盾が起こるのを感じていました。

例えば、チーム内では”クラフト”というキーワードを元にした視点が一度挙がりましたが「注目はされているかもしれないが、スケールしなさそう」という僕も含めたチーム内総意でその視点は一蹴されました。

ただ、その傍らで講師からの個別フォロー時には「世の中はカスタマイズの方向に行くので(詳細は別として)視点としては良い」「スケールについては "スケールすると自分達が信じられるかどうか" も大切」というコメントを頂きました。
(注:講師コメントは端的に整理しています)

チーム内総意で一蹴した後であったこともあり、僕自身は初見では面食らいながらも、改めて講座を振り返りながら「これが新規サービスを考える上で未来・世界観を持つことの意味なのかも」と気づく次第でした。

材料を外に求め続ける限り(自分の外にあるものを拠り所をする限り)、新規サービスという観点では自己矛盾に晒され続ける。その自己矛盾から脱するためには、自分が作りたい未来・世界観を明確に持ち、それを拠り所とする必要がある。

考えてみると当たり前かもしれませんが、自分自身が未来・世界観を持つことの意義が自分の中で明確になりました。

(とは言え、今の自分が苦も無く生み出せるのはとても薄っぺらい世界観の様に感じており、研鑽が必要である事実は何も変わりませんが ^^;)

ここまで「新規サービスを考える」ということに目が向き過ぎていましたが、あくまで「新規サービスを考える」は、"自分が発達するための気づきを生み出すための題材である" という認識を持って学びを深めて行きたいと思います!

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最後までお読み頂きありがとうございました!
各講座で積み重なったモヤモヤが一度はじけた#3講座でした!
まだまだ、視界は晴れませんが気づきを重ねながら徐々に視界を晴らすことが出来たらと思います。

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