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Filament インターンシップ(8日目) ~COO 渡邊さんとの1on1より~

インターンシップ8日目ではFilament COO(Chief Operating Officer) 渡邊貴史さんにお時間を作って頂き、1on1をさせて頂きました!
"僕自身が自社(電機メーカー)にて新規事業創出支援を行う中で抱えている悩み"も相談させて頂き、直接ご指南を頂くことができました。ここでは、ご指南の中で特に印象的だった内容を軸に整理して書きたいと思います!

1.テーマ推進者の目を外(ユーザー)に向けるには?

僕自身もだったのですが、新規事業検討に初めて足を踏み入れたテーマ推進者は、”自分のアイデアが解決する課題よりも、そのアイデアの実現性(どうやった実現できるか?)”に囚われる傾向にある様に感じました。そのため
   テーマ推進者の目を外(ユーザー)に向けること
が新規事業支援を行う上での最初のミッションである様に感じており、そこについてのご指南を求めました。

COO 渡邊さんの回答は非常にシンプルで
 「ユーザーが求めているものを本当に分かっていますか?」と問う
とのことでした。COO 渡邊さんのご経験では、その問い掛けを行うと多くの場合、テーマ推進者は"たじろぐ"とのこと。
(正直、たじろぐ気持ち、、、痛いほど分かります、、、 (´ཀ` ;) )

その"たじろき"に対して
 「それなら格好つけずに、ユーザーに聞きに行きましょ!」
と言葉を掛け、"テーマ推進者の目を外に向けてあげる"とのことでした。

一方、自社(電機メーカー)での僕自身の支援活動がどうだったかというと、
 「まだこういう部分を深掘りした方が良いのではないでしょうか?」
など、"提案内容基軸での言葉掛け"になっていたことが容易に思い出され、猛省する次第です。

  理屈ではなく、ただ"テーマ推進者"に直球で言葉を投げかける

渡邊さんの言葉を踏まえて、自分なりに(勝手に)一言に整理した言葉ですが、この視点は非常に勉強になりました!また、インターンシップ7日目のnoteでも触れましたが、Filamentの皆様が"テーマ推進者軸"での支援を大事にされていることを改めて感じました。

2.テーマ推進者の行動を外(ユーザー)に向けるには?

上記の様な言葉掛けを通じて、テーマ推進者の目が外に向いたとしても、
"今後は誰に聞いたら良いのか分からない"という状況が生じるため、"そこ(誰に聞いたら良いのか分からない)"に対してのサポートも続けて行うとのお話を頂きました。

大きく2ステップに整理しますと、
 ①聞きにいくべき想定ユーザーを"一緒に整理"し、
 ②挙がった想定ユーザーに該当する"実際の方の紹介"まで行う

というサポートをされるとのことです。
 "顔が見えるレベル(実際の方)まで想定ユーザーを
      具体化することが、テーマ推進者の行動変化に繋がる"
とのポイントは特に強調頂き、自社(電機メーカー)にて新規事業支援を行う立場としては身に染みるものを感じました。

インターシップ2日目にCEOの角さんからもご助言を頂きましたが、
 テーマ推進者の目を外に向けるだけではなく"行動の起点"まで作る
ことをサポートの現場で一気通貫で行われるからこそ、Filamentのサポートテーマはスムーズに走り出せるのだと話を伺いながら理解した次第です。

3.そして、一緒にインタビュー現場に乗り込む

テーマ推進者の目が外(ユーザー)に向く様にサポートし、外(ユーザー)へ向かう行動の起点を作った上で、更に"インタビュー現場に一緒に乗り込む(現場に放り出したりしない)"との話を伺いました。

やはり最初は、"インタビューの仕方がなかなか分からない"というテーマ推進者のリアルを踏まえ、
  実際の現場でリアルタイムにフォローを行いながら
       "どの様にインタビューするのか?"を現場で示す

ことを大事にされているからこそ"一緒にインタビュー現場に乗り込む"という対応を取られている様です。

このお話の中で更に印象に残った言葉(名言)を2つ記載しておきます!

[1]テーマ推進者も"実際に見る"ことで「そういう風に聞いて良いんだ!」とキャップが外れる。それにより、テーマ推進者も自由に聞ける様になる。

[2]みんなそれぞれコミュニケーションには癖がある。インタビューでその癖を"出来る限り良い方向"に使っていける様に促してあげる。

新規事業創出支援における"現場フォロー"に関して悩みを抱えていた僕にとっては、非常に刺さる言葉であり、"胸につっかえていたものが取れる"感覚を覚える言葉でした!

4.新規事業創出支援側の文化にするべきものとは?

1on1の締めの中で、COOの渡邊さんから以下の様な言葉を頂きました。
 「事務局もインタビューに同席し、ファシリテーションをしてあげる。
  そうするとだんだんテーマ推進者も慣れていき、出来る様になる」

 「(事務局とテーマ推進者は)このようなコミュニケーションスタイルを
  醸成しないと、新規事業開発は上手く行かないと思っている」

自身の経験と照らし合わせても非常に強く共感できる言葉であり、自分の中に一つの指針が出来た瞬間だったと思います。
また、Filamentでは"この点"を強く感じているからこそ、上段に記載した様な取り組みを大事にされているのだと改めて納得した次第でした。

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インターンシップも残り2日となりましたが、日を重ねるごとに新規事創出支援の立場としてのあるべき姿が形づくられていくのを感じます。残り2日間も精一杯学びたいと思います!



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