[日記05] かかりつけ医最高!
1ヶ月の間でインフルA, Bに罹患したkayaです!
今回は、かかりつけ医さんが神って話をします。
この記事は薬について話していますが、私は全くの専門外です!!決して嘘ではないと思っていますが、主観を多分に含む内容になっています!参考程度にしてくださいね!
インフルA型のとき
前回(A型)は、時間の兼ね合いで仕方なく町立病院に行きました。そこでタミフルの後発品である、「オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」」を処方されました。タミフルは、皆さんも馴染み深い、抗インフルエンザ薬かと思います。
ちなみに発熱2日目で受診してます(伏線)
結果としてA型では、長期間結構苦しみました。加えて、回復後も体がだるく、味覚がおかしい等、すぐに快調には至りませんでした。
インフルB型のとき
しかし、かかりつけ医の気管支内科に受診できた今回(B型)は、「ゾフルーザ錠20mg」を処方されました。処方時に、帰宅後すぐ飲んでください!と三回くらい言われました。取り敢えず指示通り、すぐに飲もうとしたのですが、ここで衝撃を受けます。
全部で2錠しかねえ!?
どうやら2錠を1回服用するだけで終わりなようです。ちなみにタミフル系統は5日に分けて服用します。ゾルフーザに対して、全くの無知であることが恐ろしくなったので、飲んだ後調べました。
また、発熱3日目で受診しています(伏線2)
調べたところ…?
ゾフルーザは、2018年2月23日に製造が承認された、比較的新しい薬のようです。他の抗インフルエンザ薬との最大の違いは、作用機序にあります。
(作用機序: 薬が治療効果を及ぼす仕組み)
インフルエンザウィルスとは?
そもそもインフルエンザウィルスは、
細胞内にウィルスが入る
→ウィルスが、侵入した細胞内で増殖する
→その細胞内がウィルスで満たされると細胞からウィルスが飛び出す(遊離)
→他の細胞を攻撃し始める
→全身に広がる
というフローで感染していきます。インフルの時に、抗インフル薬を早く飲んだ方が良いというのは、これが理由ですね。なるべく遊離させたくないわけです。
ゾフルーザか、それ以外か。
ゾフルーザ以外のタミフル・リレンザ等は、ノイラミニダーゼ阻害薬に分類されるらしく、先述した遊離を阻害する効果があります。
それに対し、ゾフルーザは、キャップ依存的エンドヌクレアーゼ阻害薬に分類され、既にウィルスに侵入された細胞内で、増殖すること自体を阻害します。
どちらもウィルスの増殖を阻害する、という意味では同様です。しかし、増えたウイルスが細胞から外に出る段階で抑えるか、ウイルスが細胞内で増える段階で抑えるかという点が、非常に大きい差のようです。
2016~2017年に行われた治験では、インフルエンザウイルスを体内から排出するのに、タミフルでは72時間要したのに対し、ゾフルーザでは24時間という結果が出ているみたいです。
ゾフルーザのデメリット
ここまでゾフルーザを、「銀の弾丸」かのように紹介してきましたが、もちろん都合のいい話ばかりではありません。
ゾフルーザには以下のようなデメリットが知られています。
ゾフルーザに耐性をもつウィルスがあり、特に小児に多い。
従って、12歳以下への投与は慎重な判断が必要である
重症患者/免疫不全患者にも投与は可能だが、推奨/非推奨を論じることが出来るエビデンスが無い(2023/11/03の情報)
発症から48時間以内に投与しないと意味がない
ん・・・?
てことはA型の時にも処方できたやろがい!!町立病院!!!!さん!!
(ちなみに今回は6日の夜に発熱→8日の夕方に服用なので、かなりギリギリでしたね)
まあ、まだまだ新薬なので町立の現場では導入できない、とかなのでしょう…。
結論
結果として、私にはゾフルーザが適していたようで、病院に受診したのは昨日ですが、最大で38.8℃あった熱が、今日は37.5℃を超えていません。えぐいって。
インフルエンザについてのアレコレと、やっぱり、かかりつけ医って大事だなあ、という話でした。みなさんも信頼できるかかりつけ医が居ると、いざって時に安心できるかもですね。ではまた。
参考資料
2023年11月3日 公開
2022年11月28日 公開
2024年1月12日 最終更新 (本記事公開時点)