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一族じまい……墓、仏壇、あやつっているのは?

こんばんは、佳夜です。
 お久しぶりです。いろいろあって、noteやめようかと思ってましたが。
やはりせっかくの物書き、細々とでもつなぎたいと思ってます。またごひいきに……。

 ここんところ、手がけていたことに終止符を打てそうになって、今や、なぜか私もだれかにあやつられていた感がするのです。

 もともと、私の家族が父の死で崩壊し、父の代わりに私が一族の末裔として家督を相続したことからの、はかりごとだと思います。
 先代は叔父夫婦。一族の家督を相続したけど子どもが生まれず、私が養女となったのです。しかし私は主人と駆落ち同然で結婚し家を出ました。養父はそれでも私の三人の子どもをかわいがり、私にすべて相続が行くようにしてくれました。

 養父がなくなった後、誰もいなくなった家をどうしようかと思いあぐねていると、娘の婚約者が家を探しているとのこと。とうぜん改築して住まわせました。その後、娘は次男が建てるまで仏壇をみてくれました。

 そのころ県外に住んでいた長男一家が、孫の入学を期にアパートをひきはらい、二世帯住宅に建て替えて私たちと同居することになりました。

 その時、次男は都会で暮らしていましたが、コロナの閉鎖的な暮らしに飽き飽きしてました。私たちを頼って転職を決め、近所のアパートに引っ越してきました。

 なぜかばらばらだった私たち4家族が近所に集合したのです。そして私の実家の墓石が崩れ始めたのに気付いたのも、そのころでした。
 まず、実家の墓地さがしから始まりました。

 菩提寺の住職様に相談に行くと、寺の所有地に空きがあるとのこと。ただし今のままでは契約ができない。今後の檀家を決めてくれ。との条件でした。とりあえず次男に相談して、次男の名で契約をしました。

 そのころ姑が急死し、主人の本家が叔母ひとりになってしまいました。姉妹でささえてきた主人の本家も、90すぎの叔母には荷が重く、三男の息子なのに主人が家督を相続することになりました。

 つまり私たち夫婦で3軒の家、ふたつの本家の家督を相続したわけです。なによりも仏壇、墓、位牌、そして法要の多さに、ふたりともつぶれそうでした。

 私はまた菩提寺に(といっても2つあるのですが)相談しにいきました。
 まず位牌を「繰り出し位牌」という、位牌カードを重ねていれたコンパクトタイプに変え、知っている人の位牌だけ残しました。
 つぎに住職様と相談して、法要をまとめてするようにしました。しているかよくわからない法要は、先祖供養として一度にします。それでも1年に2回はありました。
 お墓は移転の時や、先祖供養が終わったら、供養塔に順次入れ、数を少なくすることにしました。

 そうしていたら、次男が孫の入学にあわせて新築をしました。それがこの年末に完成し、なんと娘に預けていた位牌をひきとってくれることになりました。かわりに私は新しいタイプの仏壇を購入して、先日搬入したのです。

 数年ですべてとんとん拍子に事が運び、住職様もびっくりされてました。実際には2年足らずの出来事です。

 私の若くて亡くなった実の父親は、菩提寺の先代の住職様の親友でした。父はその親友のごく近い墓に移ったのです。高台でふたり一緒に遊んだ山や川、街並みや学校などが一望できる墓です。

 タイミングがおそろしく良いことに、住職様がきづかれました。時間、場所、人、お金、すべてがそろわないとこんな事はできません。だれも無理強いもしてないのに、自然とそうなったのです。

 住職様が、「どなたかがあなたをお守りしてくださっているようですね」
と……。

 偶然ですよね……。
ではまた……(^^)/~~~

 

 

 

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