新木場スタジオコーストの閉館
USENSTUDIOCOASTが2022年1月末をもって閉館です。
このお知らせが来たのは2021年の暑い日の事。直後我らDIRENGREYファン、いわゆる虜界は「えー!!し、新木場が・・ホームやん」「東京どこでやんの!?」「キャパ入るところどこ??」「最後にライブやってほしい・・スタンディングで」と阿鼻叫喚でした。
しかも2021年の秋ツアーに会場含まれていないときたもんだ(゚д゚)!
コロナ禍による閉館・・というよりかは事業計画での閉館のようなのが不幸中の幸いと捉えていいのかは複雑な心境です。
もちろん発表前からの他イベント関連の予約、発表後の予約などもありスケジュール調整難しかった中、コーストさんからオファーが来たと判明しヤキモキしていた気持ちが報われ、無事に昇華していきました。
私、何かのアンケートで〇〇マネ様に会場との交渉是非とも頑張って下さい、とかそんなお願いまで出してたので(;^ω^)
ファイナルを飾るアーティストに選ばれコロナ禍対策で人数減らしや発声禁止などの制約があるなかでもスタンディングLIVEを決行してくれたのはまさに英断であり築き上げてきた「絆」を示してくれたと私は思います。
私は運よくラストの二日間とも行けて、初日はVIP最前センター(もう今年の運尽きた)、二日目は一般席なので階段上から景色を眺めてたのですが、色々思い出します。
その中でも二日目に演奏された方の「腐海」。腐海ってこんなにヘドバン嵐の曲だっけ?と思いつつも(基本いつも前方エリア住民)。私はこの曲の旧バージョンを父が亡くなって空虚な感覚の時によく聴きこんでいた事を昨日階段上から場内を眺めていていきなり思い出したのです。
元々会社を辞める予定でいたところに父の不幸が重なり一か月だけ延期でいたのですが、辞めた後はしばらく虚ろでした。あれだけ人に精神的負担と恐怖を植え付けていた人と、和解途中で逢えなくなったのです。
そして意外な事に周りからは慕われていたのです。好き放題生きても愛嬌はある人だったのでしょう。というか家族との接し方がわからない人だったのかもしれません。
周りから憎まれてよりかは、泣かれながらでも思い出話で笑われながら見送られた方が。当時恐怖と厄介と思慕の象徴だった父へのイメージが変わる瞬間でした。代わりに母がひどかったです。私もですが人間って不確かな生き物ですね。
そんな父との別れや会社辞めてどうしようかな、という20歳位の時。会社も面倒だなぁとか「落乱」の利吉さんに憧れたりで派遣やフリーターという非正規の道へ方向転換します。願望が固まりつつあったのでしょうね。
アーティストだってバンド活動だっていつ終わるかわからない。
気づいたらライブ遠征する為にバイトだったり派遣だったりとにかく会場に行きやすくて交通費がでる辞めやすい求人とかばかり探して働くようになってました。
新木場と言えば私が自殺を考えなくなった場所、ではあったのですがその場所が昨日「腐海」により空虚だった頃の自分を深く思いださせてくれたのです。
ずっと私の心に寄り添い、痛みを与えながらも最後は生命力を与えてくれるバンドと会場に出逢えてそれをちゃんと自分で見つける事ができたのは自分のアイディンティティ・人生において幸運だと思います。
あなたにもありませんか?励ましてもらえたたった一言。フト訪れたい場所。何度でも力を与えてもらえるナニカ。人や物はいずれ「無」となりますが心の中に宿る「想い」はあなたが生きている限り永遠に続くものです。
大切な事は誰彼構わず教えなくてもいいのです。世の中には表面だけをみてあざ嗤う浅い人間もいるのですから。
あなたにも「あるよ(^^♪」というのがあれば是非あなたの心の中だけで大切に育んで愛し続けていってほしいな、と思うのです💕
余談ですが、私初日はバッチリ最前センターにおりましたのでもし円盤化したらマスクして写っている可能性大なのでその時はもちろん恥ずかしいので黙ってます\(^o^)/
大切な場所で大切な瞬間を過ごせていたと知れるのは幸せというハナシ。
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