ドイツ語文法おさらい、30時間やり切った。
ドイツ語学習者の皆さん、今日もお勉強楽しんでますか!?
私はドイツ在住20年近くになりますが、現地でドイツ語0からスタート、語学学校は2ヶ月行ったか行かないかで挫折、あとは独学でやったりやらなかったりで、途中三年間HeilpraktikerのAusbildungをして、それでも現在のレベルはB1からB2あたりです。
テスト嫌いなので、検定は受けません!キッパリ!
そんな私ですが、只今ゆ〜るく就職活動中。
その過程で、やはりドイツで最低賃金ではない職に就くためにドイツ語はB2からC1くらいはないとな、と痛感し、最近文法の本を一冊やり切りました。
たぶん、受験でもどの科目も参考書をやり切ったことがなかったので、自分にとっては達成感半端ありませんでした。
その感想と、楽しく勉強できたマインドなどシェアします。
日本語で書かれた文法書を選んだ理由
ドイツ語で書かれた文法書、ワークブックはいくつか持っているが、そこでの解説を本当に自分は理解しているのか、疑いがあったから。
知識の穴埋め的な感じで、とにかく短時間で文法書を一冊やり切りたかった。
ネットで他の文法書との評判を見比べて、「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック(森泉:著)」と悩みましたが、レビューを見るとこちらはどうも誤植が多いようで、一応執筆畑にいる私にとって、勉強でストレスな上に、さらに誤植が気になってストレスになる(見過ごせない)のはたまらんと思い、宍戸先生の方を選びました。
(誤植は修正したものをリスト化されて添付されているようですが、リストになるほどあるのかと、恐れ)
本のレベルはA2からB1辺り。
中級とありますが、単語もそんなに難しくなく、私は辞書を2、3回確認のために使ったくらいです。
例文に日本語訳がついていますので、サクサク読めます。
学習時間:1日3時間ほど、30〜40ページ。
ページ数は347ページでしたので、10日くらいで終わりました。
私は結構ダラダラやっていたので、早い人なら一週間で終わりそうです。
この本の良いところ
とにかく、説明(表現)が丁寧。他の文法書と比較はしていませんが、独学者の孤独に優しく寄り添ってくれるような解説が、個人的には嬉しかったです。
ドイツ語構文、Satzgliederに特に重点を置いている気がする。
ドイツ語の文法書にはない、「ドイツ人はこういう考えだから、こう文を作る」のような説明がある。
格変化をしつこいくらい丁寧に教えてくれている。解答にも、質問の答えだけではなく、格変化の解説も必ず書いてありました。私は格変化、本当に覚えるのが苦手だったので、助かりました。
一単元がコンパクトにまとまっているので、割と飽きずに進められる。
気になったところ
Amazonレビューでは、「各単元の確認問題が少ない」と言うコメントが多く、確かに少ないですが、ちょっと確認するには十分だと思います。別に問題集を買えば解決かな。
可愛いイラストが書いてあるので、カワイイ系が苦手な人はダメかも。
B2、C1のレベルではない(ただ、この本を完全理解したらその先もかなり楽かも)
理解力が倍増する学習法
おそらく、誰にとっても当たり前だと思いますが、自分が理解できていないことは人に教えられませんよね。
音読勉強は理解が深まる、と言われますが、私は、文法書の解説をただ読むのではなく、自分が日本語を教える時のように、生徒が目の前に座っているのを想像して、音読しました。
結構日本語はスルッと読めるので、音読、発声しても「理解したつもり」になっていることが多いと思います。
しかし、「この説明で相手はわかるだろうか」と思うと、一文一文集中して読み進めて、かなり理解が深まったような気がします。
まとめ
とにかく飽きっぽい私が、今までの人生できちんとやり切った文法書のおすすめでした。
自分のレベルより少し優しいものを選んだのも、成功のコツだったかもしれません。実際、毎日続けるごとに、著者の説明スタイル(表現)にも慣れて、学習が楽しくなりました。
見過ごしていた鉄板表現なども学習でき、基礎固めに最適な一冊だと思います。
この記事を書くのに、もう一度本にサラッと目を通したら、もう忘れていたこともあったので(オイ)、まだ何周もして中身を覚えるくらい学習し続けようと思います。
この記事が皆さんのお役に立ったら幸いです。
とにかく一冊やり切りましょう〜!