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TBSドラマ「アンナチュラル」結局悪者は誰だったのか。【ネタバレ】

一昨日、「アンナチュラル」の三話で気になることを書き連ねた。

そしてまた、引き続き、脳内でドラマの余韻を楽しんでいる中で、最終話で気になることが出てきた。
ここにさらっと書いておきたい。

結局犯人は、不動産会社を営む男だったのだが、殺人に使われた道具の一つが、何匹もの金魚のモチーフがついたゴムボールだった。

そして裁判で、犯人が子供の頃、母親に同じボールを口に入れられて虐待されていたということが、児童相談所の情報から明らかになる。

つまり、犯人は毒親(母)によって、傷つき、人生拗らせて殺人鬼になった。
この男に、法廷で主人公の三澄ミコトは「同情します」と言葉をかける。(この言葉がきっかけで、殺人を否定していた犯人は自白するのだが)

しかし、その彼女自身も、母親によって一家無理心中の犠牲になっている。
だから、ある意味彼女も毒親によって辛い人生を歩んできた。でも、彼女は法医学の道に進んで、犯人とは真逆の人生を自ら切り拓いた。
というのが、またこのドラマが伝えたいことでもある、と思う。

で、結局犯人は毒親の「被害者」なの?
で、結局、毒親(母)が犯人を作り出した、ってこと?
全ての元凶は母親か? 結局母親が全て悪いのか?
って、ちょっと思った。

児相が介入するくらいだから、虐待もかなり酷かったと思われ。
犯人の父親は、子供時代の写真で見る感じ、気弱そうだったから一緒に虐待していたというよりは、見て見ぬ振りされていたのかと思われ。
(父親は、母親の死後、失踪となっているが、ドラマ内では犯人が殺したのだろうと推測、と検事のナレーションが入る)

漫画は読んでいないので、どういう描き方をされているか、そのあたりさらっと「犯人は虐待されていましたー」でふわっといかにもな動機を述べているのかわからないけれど。
母親か……。
でも、その母親も、どうして虐待に至ったのか、誰が、何が母親を(ミコトの母然り)そこまで追い詰めたのか、母親は孤独だったのか、病んでいたのか、母親が助けを求められる場所はなかったのか。
そこまで考えると、やっぱりもっと子育て支援強化しようよ、日本の政策よ!!
 
という趣向のドラマだった、ということでもあるのでしょうか?
家族円満って、教育って、難しいですね。


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Kaya
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