新卒2年目で買ってしまった投資用区分マンション、売却します
商社入って2年目の冬、会社で開かれたマネープランセミナーに参加した僕は、なんとなく不動産投資の話を聞いていた。マネープランナーが「今がチャンスです」と熱心に語る中、「資産形成ってやっぱり必要なのかな」と半ば勢いで思い始めた。で、その数日後には、2650万円の中古区分マンションを買っていた。表面利回り4.5%という数字に「悪くないかも」と思って、深く考えずに決めたのが正直なところだ。
帰宅後、当時の彼女(今の妻)にその話をした瞬間、予想通りの反応が返ってきた。「えっ、そんなに大きな買い物を簡単に決めたの?収益出るの?」と怒り半分、呆れ半分。確かに冷静に考えれば、「勢いだけで大金を投じた自分、大丈夫か?」と反省せざるを得なかった。
管理の手間と現実
購入当初は「不動産投資って放っておいてもお金が増えるんだよね?」なんて甘い考えだったけれど、現実はそう簡単ではなかった。収支は完全に赤。しかもすぐ半年後に海外赴任となり、日本を離れた僕は、納税管理人を姉に頼むことに。姉も僕と似たような性格で、ずぼら。案の定、税務対応で不手際がいくつも発生し、毎年の手続きが苦痛になった。
そして、ある日ふと思った。「これ、続ける意味あるのかな?」思った以上にコスパが悪い気がしてきた。というか、パフォーマンス悪すぎ、、
不動産事業を見据えて
とはいえ、不動産投資自体を否定しているわけではない。与信を活用することの魅力は十分理解しているし、これから副業として不動産投資を本格的に始めたいという気持ちもある。ただし、まずは効率の悪い資産を整理することが必要。今の物件を売却し、より戦略的なステップに進むために準備を整えるのが先決だと感じた。
だから、今回この物件を売却することにした。別にこの購入を「失敗」として捉えているわけではない。むしろ、勉強代としては悪くなかったと考えている。
これから
今後の進捗は、備忘録としてNoteに記していこうと思う。自分自身の記録にもなるし、同じような経験をする人の参考になるかもしれない。自分の周りにも大手に入って区分マンションを買った友人が何人もいる。
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