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慧音のひとり言ーレミゼを語る①ー
そんなわけでございまして(どんなわけだい)、レミゼについて語って行きましょうのコーナー第一回でございます。
まあ、オーソドックスに、ミュージカルをメインで語っていこうかなと思っとります。
第一回の今回は、全体的なことを語っていきます。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」において、リプライズが多用されていることは有名な話かと。
例を挙げるとするならば、
・「Look Down(囚人の歌)」と「Look Down (The Beggars)(乞食たち)」、「Dog Eat Dog (The Sewers)(下水道)」のヴァルジャンのパート
・いわゆる「ジャベール(警察)のテーマ」(「Valjean Arrested(司教)」「Fantines's Arrest(ファンティーヌの逮捕)」「Javert's Intervention(ジャベールの介入)」など)
・「One Day More(ワン・デイ・モア)」と「Who Am I?(裁き)」「I Dream a Dream(夢やぶれて)」「Master Of the House(宿屋の主人の歌)」
・「What Have I Done? (Valjean's Soliloquy)(ヴァルジャンの独白)」と「Javert's Suicide(ジャベールの自殺)」
・「Valjean Forgiven (The Bishop)(司教)」と「Empty Chairs at Empty Tables(カフェソング)」
などなど。
バリケード陥落直後のオーボエソロは「Bring Him Home(彼を帰して)」のメロディーですしね。
音楽的にも面白い作品では。
リプライズが多用されるミュージカルといえば、同じくキャメロン・マッキントッシュのプロデュースした「The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)」も有名ですね。彼は「Cats(キャッツ)」や「Miss Saigon(ミス・サイゴン)」、「Mary Poppins(メリー・ポピンズ)(2004年のミュージカル)」なんかもプロデュースしてます。すごい人なんです。
音楽的なことを言えば、レミゼは「オペラ的」とも言われます。冒頭のOvertureからエピローグまで、幕間を除いて曲が一切途切れない、という特徴を持っています。
この特徴を持つのは他に言うとMiss Saigonもそうだったかな?
どちらもクロード=ミシェル・シェーンベルクとアラン・ブーブリルのコンビ作ですね。神。
ミュージカルといえば突然歌って踊るんでしょ、という人には観やすい作品かもしれないですね。踊らないし。セリフすらも歌ってるし。
ストーリーとしてのレミゼは、よくフランス革命の話でしょ?って言われるけど、違います。
ジャン・ヴァルジャンという惨めな人間の半生を描いた作品で、フランス革命は添え物でしかありません。
さらに付け加えるならば、フランス革命ではなくその40年以上後の六月暴動(ただし失敗に終わる)(原作者のユゴー大先生は六月暴動ではなく六月革命と書いている)(この点に関して原作の中でユゴー大先生が語っていらっしゃるがそれはまたの機会に)ですので、フランス革命とはほぼ全く関係ありません。
時代的にも、1815〜1833年のお話ですからね。
ちなみに、この作品、メインの登場人物はコゼットとマリユス以外は作中で死にます。怖いねー。
なんか話があっちゃこっちゃいきましたが、ミュージカルの、ということで書いていきますんで、今日はこのくらいで。明日は「Overture」から「On Parole(仮釈放)」、いければ「The Bishop(司教)」までいきたいですね。お楽しみに。
それでは、良い夢を。
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