【アメリカ・学校ボランティア日記 Vol.28 合理的なアメリカの遠足が好きになった話】
こんにちは。アメリカ在住主婦Kayです。
今回は、娘のクラスで遠足の付き添いボランティア(Chaperone)に行ってきた話をしたいと思います。
1.遠足の付き添いボランティアって?
これは、その名の通り、先生と一緒にこどもたちの遠足についていって、見守りをするボランティアです。
今回は、前日午後になって「急遽いけなくなったボランティアがいるので、代わりにお願いできない?」と先生から連絡があり、参加が決まりました。
娘のクラスはコンボクラスといって、小学校2年生と3年生の混合クラスです。
今回遠足に行く2年生は10人。
こども10人に対して、付き添いボランティアが4人+先生1人、すなわち、大人1人あたりこども2人を見守るだけでよいという位、余裕のある配置でした。
そのうえ、先生が当日のスケジュールとこどもの扱いに関する注意事項を事細かに纏めたプリントを作っていてくださっていて、時間ごとに何をすればよいのか一目瞭然。
バスも片道30分位で、ちょっと騒がしくなってきたなという頃には現地に到着。
先生が大きな声をだしたり、こどもたちも我慢が多くならないように、とてもよく考えられています。
2.合理的なアメリカの遠足
アメリカの遠足がすごく合理的で良いなーと思ったことの一つ目は、
① ボランティアの人数が多いので、大人の眼が行き届き、誰もいなくならないし、危険なことにさらされることもなく「安全」なこと。
② 二つ目は、一つ目の裏返しになりますが「先生の負担が圧倒的に軽い」こと。ボランティアが多数いることで、先生は極端な話、ボランティアの取りまとめだけしていればOKなのです。
③ 三つ目は、遠足の時に「こどもたちが重たい荷物を持たないこと」です。重たい荷物がないので、遠足中に活動しやすく、忘れ物もしないのです。
ちなみに、お弁当、飲み物はそのまま現地で捨ててこられるような袋(飲み物はペットボトル)にいれて、名前を書いて、朝持たせます。
学校に行くと、先生がこどもたちの飲み物、お弁当を集めてくれるので、重たい荷物を持ち歩かなくてよく、途中で無くなった・・・ということもないのです。
集めたこどもたちの食べ物飲み物を入れた大型バックは、現地につくと、科学館側が用意した大きなカートに入れて、みんなでランチを食べる場所に預かっていてくれます。
こどもも、先生も、保護者ボランティアも、遠足先の施設のスタッフも、誰かが無理をしたり大きな我慢をしたりせず「楽しみにしていた遠足を快適に過ごせる」ように、色々な工夫をしているのだなと思いました。
娘も嬉しそうで、負担も大きくなく、楽しく過ごせた遠足付き添いボランティアでした。
3.嬉しい発見
そして、一つ嬉しい発見がありました!
ちょっとだけ、自慢してもいいですか・・・?
なんと「こどもたちの英語が聞ける」ようになっていたのです。
1年前に渡米した頃は、こどもたちの英語が聞き取れないことが結構あり、落ち込みました。
発音が原因ではと思い、発音矯正のための練習と触れる英語量を意識的に増やしてきました。
アメリカ英語の特長「リンキング(単語をつなげて話す)」や「消音」を体系的に理解できたことで、少しずつパターンがつかめてきたようです。嬉しい!
試してきた中で効果が高かった発音矯正トレーニングについては、また別の機会にご紹介したいと思います。
娘が楽しみにしていた学校の遠足、私も大好きになったお話でした。
今回もお読みいただき、ありがとうございます。
また、来週金曜日に。みなさま、よい週末をお過ごしください。