クマの本当の名前は‥?
medvedi(メドヴェーヂ)スラヴ祖語で「蜂蜜を食べるもの。」東欧では「クマ」を表す名詞がないそうです。
元々は「クマ」を表す名前があったのですが、スラヴ人達はその名を口にするとクマがそれを聞きつけ現れると信じていた為で、いわゆる「忌み語」と呼ばれるものだった。(ハリーポッターでお馴染みの「例のあの人」や「名前を呼んではいけないあの人」みたいな感じです。)
スラヴ人の言い伝えによると、人間とクマの祖先は同じで、クマは人の言葉を理解すると考えられていた。
その為、遠回しの表現でクマの事は「蜂蜜を食べるもの」という言葉に置き換えクマの名前としたのです。
あまりにも正しい「クマ」の名前を呼ばなかったので、本当の名前はすっかり東欧の人々から失われてしまったそうです。
こう言った忌み語の文化は東欧だけでなく、イギリスやアイルランドにもあって、こちらは「妖精」の事をリトルピープル(小さな人達)などと呼んでいたそうです。(やはり本当の名前を呼ぶと現れると信じていた。)