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大山秋分の日「青を染める、青を歌う」1日

大山、秋分の日。
2022年は鳥取県大山の大自然の中で、4大節気を過ごす古来からの祝いのかたちを感じる会を開催しています。

春分の日から夏至、そして秋分の日には植物からもらった「青」をみんなで染めました。
光に重なる微細な色彩、
緑、青、黄、紫、かすかな赤。

地元の植物から色彩を取り出し、糸を染めて織るという取り組みをされている染織家の實政奈々美さんと藍染めを。

まずは拠点になる場所の周辺で、今この太陽の光を浴びている植物たちを摘み取って飾ります。
真東から太陽が昇り、
真西にしずむ中庸のダイナミクス。

まだ冬のムードが残る春分の日は椿やユキヤナギが咲いていた場所に、いまはどんぐりや栗の実が。

風の香りをかいで、
そっと触れる、季節の循環。
同じ場所でもサイクルの変化でさまざまに色彩を変えてゆく、
その豊かさを体感する。

ランチは奈々美さんのルーツ、隠岐島から届いた美味しい海苔を巻いたおむすびランチ。
お野菜は近隣の農家さんが育てたもので、土地の滋味が深い。同じく隠岐島のあらめの佃煮も。


午後からはずっとテーマにしている「音を聴く、場と共鳴するとは?ワークショップ」

現代人は異質すぎる音場に身体を置いているので、異音を聞かないようにするために聴覚の使い方が鈍感になっており、本来の「聴く」という能力が損なわれている。

危機を察知したり、判断したりするために原初から備わる、最も重要な「聴覚」の復権と
場で起きている「音世界」の今この瞬間に集中して「自分」を再構築する音と声のワークショップ。

まずは作業とおしゃべりで騒がしくなった脳と体を鎮めるために摘み取ったばかりの黒文字の葉にお湯を注いで感覚を研ぎ澄ます。

ゆったり座って呼吸、
deep listening
立体的に周りの音を感じてゆく。

深く聴く、森羅万象。
目を閉じる。



わたしは世界とどのように響き合ってるか。
その粒子にはどのようなものが重なり合っているか。

90分の声のワークショップの後は
新麦ととれたての栗とりんごの収穫祭。
摘みたてのガーデンピーの花も届いたので青いティータイムは南部町のカフェ七草さん。

カーハの歌神戸クラスの生徒さんも。


わたしたちは日々、
死と引き換えに生きていく。
その眼差しがさらに磨かれますように。

次は冬至に集いましょう。

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