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鉄輪歩き〜カフェと温泉〜
鉄輪(かんなわ)は1日中居れる湯治場だ。
歩いてまわれる範囲に7つの温泉。7つの温泉に全部入ったとしても入湯料は1,250円。うち、むし湯が700円、熱の湯なんて無料だ。
鉄輪のまちは、坂の町。通りは風情があって、側溝からは湯けむりが上がる。
雨のあがったあとは、特に湯けむりがよく見える。
冬には側溝から出る湯けむりの上に、猫がのっていたり。天気や季節の違いでも、色んな表情が見られるまちだ。
温泉だけでなく、熱の湯の近くには、素敵なカフェも多い。
温泉に入ってほっと一息できる場所。
そのカフェも風情がある。
別府石の石畳のところにあるのは、冨士屋さん。
こちらは、明治に建てられた貴重な建物で雰囲気だけでもとっても素敵。門から入るとこちらの写真のおしゃれな雑貨屋さんがある。そこには、大分県臼杵市のうすき焼きであったりお洒落なものが置かれているが、冨士屋さんが作っている温泉の蒸気で蒸した果物から作られるコンフィチュールジャムも売られている。
奥のカフェではそのコンフィチュールジャムを1本まるまるつかったかき氷も味わえる。
湯上がりには最高の逸品。
そしてなによりめちゃくちゃ美味しい。食べ終わった瞬間次はいつ来ようか考えてしまう。
熱の湯の目の前にあるこちらのレトロ素敵なカフェは、ここちカフェむすびのさん。
おやつとドリンクのカフェタイムもいいけど、ランチタイムが好きだ。食事全てが丁寧につくられている。丁寧にというか、ちゃんと手がかけられている食べ物がいただける場所だ。こんな料理を家でつくるべきなんだろうけど、私には作れないものが出てくる。体に美味しい料理も魅力だが、レジのところにあるクッキーもちょっと買って食後にもぐもぐ。(クッキーもヘルシークッキー)心地の良いカフェだ。
そして、今回初めてのカフェに行ってみた。別府にブックカフェがないものかと探していたら、鉄輪にあることがわかったのだ。
ブックカフェ ゆめ十夜さん。
こちらも熱の湯の近くだが、さらにすじ湯が近い。
しっかり温泉で温まってゆめ十夜さんに入った。
わわっ。本がある。わくわくしてきた!
こちらの仕組みを聞いてみると、こちらの本は販売ではなく、注文すれば、食べながら飲みながらどれでも読んで良いらしい。持って帰りたい本があれば、一応購入という形で本に貼ってある値札の金額を支払うが、また持ってきたら半額返してくれるらしい。
湯あがりなので冷たいアイスコーヒーを注文するとクッキーがついてきた。
嬉しいー!私はクッキーがめちゃくちゃ好きなのだ。
振り返れば、店内で雑貨やクッキーが販売されているではないか。
しかも手作りクッキー。
だめっ!だめだっ!健康診断が!と思ったが、実は仕事の関係で、幸か不幸か健康診断が12月に変更になったばかり。
もうこの手作りクッキーを前に食べないという選択肢を選ぶ強さは私には残っていなかった。
本来であれば、2袋は頬張るところだが、健康診断を意識して1袋におさえてコーヒーと一緒に美味しくいただいた。
温泉あがりに、美味しいコーヒーとクッキーをいただきながら好きなだけ本が読める。
これは、幸せ以外のなにものでもない!最高のひとときを楽しんだ。
充実感いっぱいで、ゆめ十夜さんから出る。
右が熱の湯。左がすじ湯に続いている道だ。
すじ湯のすぐ目の前には、ワーケーションなどで利用できるコワーキングスペースa side 満寿屋さんもある。
a side 満寿屋さんホームページ
リモートワークできる仕事ならここでしばらく仕事できたら最高だなー。温泉あり。カフェあり。
あっ。地獄釜もあるから、野菜蒸して食べてたら美容にも良さそう。
なんて考えながら、まっ。近いしまた来るか。とおとなしく家に帰った。
家から近いと、近い分だけ意外と行かないというのはあるあるだ。
あーっ!でも。そうそう!もう一つ鉄輪に行きたいカフェがあったんだった。と思い出た。
近いけど、また行きます。鉄輪。