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「先生、広島焼きって何?」
先週の夜、上司とご飯に行ってきました。誘ったり、誘われたりの関係性でして、今回は私から報告することがあったのでお誘いしました。LINEでのやり取りで“何を食べようか“という話に毎回なるのですが、その日は粉もんの気分だったので「お好み焼きとかどうですか?」と送ると、「ええね!」と即答。
お店のチョイスは私よりも地域のいい店を知っている上司ですので、「お店はお任せしてもいいですか?」と伝え、連れて行ってもらったのが古くから営まれている漁港近くのお好み焼き屋さんでした。
鉄板を囲んで
食事を注文した後にまず報告しておきたかったことを伝え、その後は最近の仕事の様子をしていました。その間も目の前ではお好み焼きが調理されており、話が落ちついたタイミングで豚玉が提供されました。
この店のマスター…というか女将さん?も気さくな方で、食事をしながら話かけてくれて、3人で談笑する形に。この日は30年前に阪神淡路大震災があった日の前日で、それぞれがどうしていた?という話に。私は当時は関東だったのと、まだ5歳だったので、あまり記憶がないのですが、寝ぼけまなこにテレビから聞こえてくるキャスターの焦った声を覚えています。(ただこれが震災だったのか、地下鉄サリンだったのかが曖昧で。でもどちらも1995年に起きていたんですね。汗)
女将さんは「私は…」と。上司も「僕は…」と。それぞれの当時を語りながら過ごしている時間がとても不思議な時間でした。
広島焼き
話が落ち着いたところで、私が思い出したかのように言いました。
「お好み焼きと、広島焼きの違いってなんですか?」
というのも、この日の昼におままごと遊びをしていた2人の男児が、このことについて話していたんです。1人は広島に旅行に行ったので知っていたんでしょう、もう1人の子に伝えたんです。すると「先生、広島焼きって何?」と困った顔で聞きにきたんです。
こんなタイミングある?!って感じで聞いたのですが、女将さんはこの道40年一筋ですが広島焼きは焼いたことはないそう。(何を使うのか、焼き方も把握されてました)でも、これはもうチャンスだったので、「今度、ここに子どもたちを連れてきてもいいですか?」と聞いてみました。二つ返事で「ええよ。日が決まったら教えてな」と園外保育が急遽決定。
「ただし…」と付け加えられたのが、
・大人(保育者)は口出しするな。ソースだって何度だって塗り直してもいい。それがうちの流儀や。
・目の前が鉄板で熱いだろうが、危険がないように子どもたちの目の前で作るぞ
でした。
はい、私はカメラマンにニコニコして徹しようと思います。笑
交渉ダイレクト
地域とのつながりの必要性って、こういう時にすごく感じるんですよね。チェーン店に相談したら、返事に何日かかるのか?そもそも対応してくれるのかさえ危うい。足を運んだ店がたまたまお好み焼き屋さんだったからの展開の速さでしたが、店主とダイレクトに顔を合わせられることの良さを実感しました。
ということで、明日このことをサークルタイムで話そうと思っています。
みんなお好み焼きと広島焼きの違いって知ってる?
食べたことある?
教えてもらえて、食べれちゃうかもしれない場所があるんだけど、行っちゃう?
さてどんな反応をしてくれるのかな?