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【損失回避性】ローソン、47%増量の沼

 毎週1冊は、興味のある本を読むようにしています。それが仕事に直結する内容ではなくても、“おもしろそう“と思ったらとりあえず手に取ってみてます。ここ最近では中学生向けの統計の入門書を読みましたが、正直全然頭に入ってきませんでした。笑 その後に借りた経済心理学の本は、ちょっと眠くなる時もあるのですが、“なるほどぉ〜!“となるページが多くなんとか読み進めることが出来ています。
 
 今日の記事は、経済心理学の本を読んでいる私が、そこに見事にハマってしまったお話です。

あらすじ

 リョウ先生は、たまに朝ごはんの手を抜きたい時に、勤務先に向かう途中のコンビニに寄ることがあります。一番入りやすいのはローソンでそこで購入することがほとんどです。今、ローソンでは【また×3帰ってきた!盛りすぎチャレンジ】が開催されています。期間中、商品によっては値段がそのまま中身が47%増量するという企画です。普段、ローソンを使っている身としては、いつもよりもお得に感じるこの企画。3週間限定ということもあって、必要以上に足を運んでしまっています。
 今朝もローソンに寄りました。今日のお目当ては“盛りすぎ!具!おにぎりポーク玉子“です。私、これが大好きでして、これをアテにしてビール飲めるくらいです。

(ファミリーマートにも同様のおにぎりがあるのですが、あちらはスパムおむすびで、みなさんご存知のスパム缶のスパムを採用してます。一方のローソンは、スパムこそポークランチョンという平べったいソーセージですが、ミソは挟んであるシーチキンマヨネーズでして、これが天下のはごろもフーズのものなんです。)

 増量期間中はポークランチョンが1枚のところ2枚になるということで、ヘビーユーザーとしては見過ごせない。これを食べてお腹を満たして仕事に向かおうと意気揚々と店内に入ったのですが、朝8:00の時点ですでに売りきれ。この増量キャンペーンは商品によっては即完です。この事態も想定はしていたので、多少の悔しさを噛み締めつつ、けれど朝ごはんを買わねばなりません。そこで目に入ったのがサイズが通常時より47%増量してたピザパンでした。
 私はこの企画の第2弾でも確か、内容量が47%増えたパンを食べた覚えがありました。そして食べ終えた後に思ったのが、“量が増えたとて味が良くなるわけではない“ということでした。そんな苦い経験をしていたはずなのですが、期間限定のキャンペーンであることや、50%近く増量しているという誘惑に負けてしまい、そのピザパンを購入しました。
 その後、車中でそれを食べながら「あぁ、やっぱりそんなに美味しくないな」と思っている自分がいました。(個人差あり) そして食べ切るにもサイズが大幅アップしているので途中で止めようかと思いました。ただ買った以上は残すのも勿体無いよなぁ〜とも思い、お腹もだいぶ満たされていましたが、無理やり食べ切りました。そして一休みしてから勤務先へ向かいました。

損失回避性

 このあらすじの中の私は、行動経済学における人の性質である「損失回避性」に支配されていると言っても過言ではありません。

損失回避性…人は得をしたいと考えるよりも、損をしたくないという感情の方が強い

・期間限定である→この時期を逃すと損した気持ちになる
・47%増量→お得感がすごい。故に買わないと損した気持ちになる
・本命の商品が買えなかった→別の商品を買わないと損した気持ちになるので、過去に損したのに結局買ってる
・せっかく買ったし損したくないから、お腹いっぱいだけど食べ切る

ピザパン食べながら、「あぁ〜これ全部本に書いてあったなぁ」って思いましたもん。笑 経済はこの損失回避性を中心に動いているといっても過言ではないそうです。

私はまんまと損失回避性の沼にハマってしまっていたというお話でした。


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