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「先生、広島焼きって何?」その2
ということで「お好み焼きと広島焼きの違いって何?」を知るための園外保育に向けてのサークルタイムをしました。前記事の続きになります↓
事前にお好み焼き屋さんにアポは取ってあるので、話の終着点は一応あることになりますかね。子どもたちの会話が盛り上がったタイミングでこの切り札を出そうと思っていました。笑
結果、私が思っていたものとは違う流れになりました。
「お好み焼きって知ってる?」
サークルタイムの切り出しは私でした。
「おままごとコーナーで遊んで2人がお好み焼きの話してたんだけどね…みんなお好み焼きって知ってる?」
やはり関西圏ということなのか、ほとんどの子が知ってました。笑
話はそのまま作り方の話になり、それぞれがいろんな具材を教えてくれました。なかには“それ本当?“みたいなものもありましたが、そういうところは深くツッコミません。家庭の味かもしれませんしね。
「広島焼きって知ってる?」
おおかた子どもたちが発言し終えたタイミングで、「実はA君は広島焼きってのを食べたことがあるらしいんだけど、B君は知らなくて先生に聞きにきたのね。みんなは知ってる?」
今度は挙手もまばら。“広島“という言葉が県名なのはわかっていましたが、ポカン…な様子でした。そこでA君にどんなものだったのかを話してもらいました。けれど、それでもポカンな子どもたち。「先生も食べたことはあるんだけど、作り方は知らないんだよね」と先生もお手上げなことを伝えました。
お好み焼き屋のおばちゃん
話が途切れたところで、「B君が先生に広島焼きの話をしてくれた日の夜にね、お好み焼き屋さんに食べに行ったんだ。それでね、先生のクラスの子が“広島焼きって何?って聞いてきたんです“って話をしたのね」と私が話す。子どもたちは興味津々。
「さすが、おばちゃんは知ってたの。だから先生、聞いてみた。“みんなを連れてきて教えてもらってもいいですか?って。そしたら、いいよ!って」このタイミングで子どもたちの目はキラキラ。
「だから、みんなで広島焼き、教えてもらいに行こうか!」
「いえーい!!」
「これもうお別れ遠足やん!」
みんなでお好み焼きと広島焼きを食べに行くという、子どもたちの中では一気に一大イベントに変わった様子でした。友だち同士の会話が止まらない。その中で1人の女の子が「これもうお別れ遠足やん!」と、なんだかいい流れを作ってくれました。こちらとしてはそんなつもりはなかったけれど、子どもたちがそう言うのであれば、そういう位置付けでもいいかなって。みんながお別れ遠足って言うのであれば…ということで、「そう言えばみんなと夏に話してた“海に行きたい“って話も、お好み焼き屋さんの近くにいい浜辺があるから遊べると思う!」と伝えると、この日最大の盛り上がり。
園外保育の予定が、お別れ遠足に。子どもたちと一緒にイベントを考えている感覚がとても面白いですね。遊園地やテーマパークじゃなくても、子どもたちにとってはみんなで行けることが嬉しいのだと思います。なんか大事なことを教えられたなぁ…。
進展があればまた書きたいと思います。